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自分だけが知っている勝利~山羊座満月

14日の午前中に山羊座満月です。お天気次第では今夜の満月がとても美しく見えるでしょう、スーパームーンということですね。月がとても近いところにいます。
山羊座満月は蟹座の太陽と山羊座の月が向かい合う満月です。蟹座は情の力で「こいつを守ってやるぜ」みたいなエネルギーで、一方の山羊座はより大きな社会を健全に保つために「管理するわよ」というエネルギー。向かい合うサインは同じものを両側から見ているような間柄なのですが、蟹座と山羊座は「社会」や「所属するもの」をどうとらえていくかの違いがあります。今回の満月はそのバランスを取ることを教えてくれます。また、ここまでどんなバランスで来たか、その結果を見せられる時でもあります。

月のサビアンシンボルは「優雅に敗北を認める将軍」です。反対側の太陽のサビアンシンボルは「ヨットを待つ女」。ともに一つの試練を終えて一息つくようなイメージです。月の方の「優雅に敗北を認める将軍」は特に印象的で、例え表面的には負けているように見えても、心には平安が訪れ、むしろより満たされた状態と言えそうです。太陽の方では世俗的な悦びを諦め、むしろ精神的な悦びに向かっていくエネルギーなので、精神的には一段階進む、より大きな喜びと満たされたところへ向かっていくのですが、外から見ると挫折や、成就しなかった、と見えるのかもしれません。でも、世間がどうあろうと、社会的にどう映ろうと、自分の中では深い満足感と安らぎを感じるはずです。

今回の満月は双子座の金星が海王星と土星から強いアスペクトをかけられているのも印象的。海王星からはスクエア、土星からはサポートのエネルギーがかかっています。この満月を境に人間関係が整理されるようなイメージがあります。言い方は悪いですが、自分にとって必要な人を残し、そうでない人との関係は少しずつ切れていくのだと思います。そこで多少の誤解や見込み違いもあるでしょうが、結果的には今後長く続く交友関係を作っていくことができるでしょう。

ほぼ一週間後の20日には牡羊座のキロンが逆行を開始します。キロンは楕円の軌道で、土星の内側から天王星の外側まで回っています。そのため一つのサインにいる時間がバラバラなのですが、今回の牡羊座には割と長く滞在します。2019年の2月から正式に牡羊座に入宮し、2026年の6月に一度牡牛座に入りますが、逆行して牡羊座に戻り、正式に牡牛座に入るのは2027年4月8日になります。8年ほど牡羊座に滞在することになりますね。キロンの逆行についてはまた別の記事にしたいと思います。

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