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2021年冬至図

今日は冬至でしたね。私の住んでいるオーストラリアでは夏至。いずれにしろ、陰陽の「気」が極まって転じる強いエネルギー転換の時です。

占星術的には冬至は太陽が山羊座に入宮する時のことを言います。山羊座に入った瞬間のホロスコープを冬至図と言って、ここには来年の春分までの大きなエネルギーの流れが描かれています。

今回の冬至図で特徴的なのは山羊座にいる金星が冥王星と重なり、その真向かいに月がいること。私のインスタライブやブログで何度かお話していますが、来年は金星イヤーとも言えるほど、注目の金星。その金星が冥王星と重なり、私たち自身の日常生活や内面、無意識を表す月に真正面からプレッシャーをかけるかのようにエネルギーを送っているのは面白いです。来年の3月までは変わっていく経済と価値観に、私たちの日常生活がちょっと圧迫されるようなイメージ。
月のサビアンシンボルは「AN INDIAN GIRL INTRODUCES HER COLLEGE BOYFRIEND TO HER ASSEMBLED TRIBE インディアンの少女が恋人を自分の部族に紹介する」です。意味するところは、内面の再生を図るために、トラブルが起こることは承知で新しいエネルギーを取り入れる、ということです。古く凝り固まった文化に新しいものが入り込むことを暗示しているとも言えます。冥王星は死と再生を表しますが、再生したものは死ぬ前の状態よりもずっと強大になっています。冥王星は私たちに限界を超えさせ、キャパシティを大きくしていくのです。つまり、経済や価値観が大きく変わる、そこには全く新しい感覚が入り込んでくる、それを私たちが取り入れるには苦痛を伴うものの、より大きな魂の存在となるために必要な拡大、と言えるでしょう。

この時、天王星と土星がかなりタイトなスクエアを作っているのも印象的。天王星も土星も水瓶座と縁が深く、「刷新」という言葉がぴったりです。土星なので「ルールの刷新」がたくさんあると思います。ただしこれもスクエアなので多少の痛みは伴うのでしょう。天王星は牡牛座にいて、牡牛座の支配星は金星、やはりここにも「経済、価値観」というキーワードが出てきます。さらに、明日はドラゴンヘッドが牡牛座に移動します。

前述したように、ここからは金星イヤーの始まり。大切なことは私たち自身の金星を輝かせておくことです。金星は悦び、受け身の悦びです。今あることの悦び、今持っていることの悦びです。もう一度自分の悦びに目を向けてみるのがこの金星イヤーをしっかりと生かすポイントになりそうです。


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