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天王星の逆行~最後のこだわりも捨てる時

久しぶりの投稿になってしまいました。
アメブロの方には書いたのですが、私の進行の太陽のサビアンシンボルが
当たりすぎていて、あまりにも盛りだくさんで忙しい毎日。
占星術の記事を書くのはけっこうエネルギーが必要なのですが
これが残っていなかったんですね~。

今年いっぱい逆行する天王星

本題に入ります。8月29日、牡牛座の天王星が逆行に入り、
今年いっぱい逆行し続けます。
順行に戻るのは来年1月27日です。
天王星は2019年3月に正式に牡牛座に入宮して以来、
私たちの価値観をどんどん変えています。
主には経済の変化が目立ちますが、牡牛座が関係する心地よさや生活環境も2019年以前と比べて様変わりしたように思います。
天王星は2026年の4月に正式に双子座に入ります。
2025年は牡牛座と双子座を行ったり来たり…ですが、それまでは今の変化を推し進めていくのでしょう。

当たり前が壊れる時

今回逆行するのは牡牛座がかなり成熟してきた度数20度から24度の間で起こります。牡牛座らしい安定性のある場所なのですが、ここに
決して安定を望まない天王星が行ったり来たりして
先へ進むための破壊を進めていきます。

逆行を開始する場所は、天王星が長くとどまる(「留」、ステーションと呼ばれます)ためメッセージ性が高いです。
今回天王星がステーションする場所のサビアンシンボルは
「恐ろしい顔つきで馬にまたがり骸骨の締め具をつけたインディアン」。
意味するところは、自分の大切なものを守るためにはどんな戦い辞さない、
何をしてでも守り通す、です。
守る物には自分の文化や伝統、強いこだわりなども含まれます。前述したように、牡牛座は私たちの心地よさや生活環境とも関わるエネルギーなので、例えば「毎晩ゆっくり入るお風呂は欠かせない」とか「布団は羽毛でなくては」とか、「朝はパン党」などという、ある種「当たり前」に感じている習慣もその「こだわり」に入るかもしれません。ここに「引き離す」「手放す」「根底からひっくり返す」天王星パワーが来るということは、
私たちが「これだけは譲れない」と考えている絶対条件というか、最低ラインというか、それすらも手放すことを意味しているかもしれません。

視野が開けるための痛み

牡牛座は地のサインであり、もともと安定志向があるうえに「固定宮」というこれまた一度決めたらめったなことでは変更しない性質です。12星座一頑固かもしれません。そこに「手放す」「壊す」「ひっくり返す」という天王星が入ったことで、もたらされる変化は半端ないです。
「何があってもこれだけは」と考えている条件を手放すことで、まったく新しい世界が開かれるのでしょう。卑近な例ですが、「オトコは背が高くなくては」という絶対条件があった人がそれを捨てることで、選択肢は一気に2倍近くになるかもしれません。「働くなら東京」という考えを捨ててしまえば、就職先は地方から海外までこれまた一気に広がります。自分の中の絶対条件を捨てることは痛みを伴います。普通の牡牛座エネルギーでは、「守る」ことこそが大切で、決して捨てることはできなかった部分、そこを手放させてくれるのが天王星の愛です。
手放してみれば、「どうしてそんなにまでしてこだわっていたのか」と
不思議なくらい、新しい広い世界が当たり前になってきます。
制度が変わる時には多くの人が反対する、でも新しくなってしまえばそれなしではやれないくらい快適だと知る。
天王星はそういう後押しをしてくれる天体なのです。

水星逆行と重なる

一つだけ注意したいのは、今回の天王星逆行は水星逆行期間中に
起こることです。天王星はシステムとも関わるので、水星逆行と重なることで、交通機関のトラブルやシステムエラーに結びつく可能性もあります。
できるだけバックアップと、余裕を持った行動をしましょう。

断捨離のチャンス

多くの人にとって「捨てる」「手放す」はけっこう難しいです。
特に今回のような「当たり前の」「最低限の」という部分は
普段であれば決して崩すことのない価値観だと思います。
それを捨てて広い世界に通じる扉をあけられるのは
めったにないチャンス。
ここから半年間は、流れに乗って「このタイミングだ」と思ったら
潔く手放すことが大切だと思います。

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