6ハウスの使い方
6ハウスというのは「労働・義務・健康のハウス」などと言われますが、ちょっとピンとこないですよね。なぜ労働と健康が同じハウスなんだろう?と思ったり。正反対の位置にある12ハウスは「無意識のハウス」と言われることから6ハウスは「意識・顕在意識」のハウスなのでは?と考えたり(正反対の位置にあるハウスは同じ尺度の両端を見る、あるいは「自分の」と「他人の」価値と見るなど、表裏一体の関係にあります。アセンダントの1ハウスが「自分自身」で反対のディセンダント7ハウスが「相手、他人」という関係が分かりやすいと思います)。
「占星術完全ガイド」のケヴィン・バークは6ハウスのことを「物質的世界で生きていくために日々やらなければならないこと」「肉体を維持するためにしなければならないこと」と説明していて、これが私には一番しっくりします。反対側の12ハウスのことは「魂と霊的な本質を維持するためにしなければならないこと」とあります。
私の行うセミナーは「エネルギーを読む」をミッションというか中心のテーマに掲げていて、それはなぜかと言えば言葉に限界があるからです。6-12ハウスについても言葉で表現されるがために、私たちは混乱し、理解に苦しむこともあります。いろいろな表現に触れて「なんとなく」分かることが大切だと思います。字面通りに受け取らない。これは私が通訳翻訳者として仕事をしていた時に強く感じたことでもあります。
話しが逸れてしまいましたが、6ハウスはつまり多くの人が「面倒だな」と思うことだったりします。うお座の私は特に面倒なことが苦手で、つい後回しにしがちです。ただ、これは私の場合ですが、6ハウスの支配星が2ハウスにあり、つまりエネルギーが6ハウスから2ハウスに流れているため、6ハウス=面倒なことが2ハウス=収入に直結してしまったりします。つまり面倒なことを避けているとそれがそのまま収入に影響を与えたり、無駄な支出を生んだりするのです。
そう考えると、「面倒なこと」「義務」「やらなければいけないこと」をやる気が出てきます。面倒なこととはつまり、ホームページの細かいところ修正するとか。個人事業をされている方は少なからず心当たりがあると思いますが、HPはちょくちょくメンテナンスをしないと、リンク切れしていたり、すでに終わったイベントが掲載されたままになっていたりします。これがいやで、ブログを主なHP代わりにしている人も多いです。私もどちらかというとそうですが、作ってあるHPを放っておくのはごくごくたまに、何かの機会で私のHPを開いてくださった方を逃すことになります。つまりHPを開いてくださった方というのはブログよりもずっと「私に興味がある」人であり潜在的クライアント様なわけです。それを逃す。
逆の話もあります。私は本当に粗忽なので、あらゆる「手続き」が面倒でなかなか手をつけません。現在大学に通っていますが、大学から毎日のように送られてくるメールもめったに目を通さないために大事な情報を逃すことが度々です。ひどかったのは2日間行われるワークショップの日付を間違えており、1日欠席になってしまった結果、その科目は成績が良かったにもかかわらず「終了保留」となってしまいました。この科目を終えようとするともう一度授業料を支払うか、さらにいろいろと面倒な手続きをするか、ということになってしまいました。
ですので、私にとって6ハウスは外せないハウス。というより、すべての人に取ってすべてのハウスをやることがホロスコープの哲学なので、一つのハウスやサインを苦手としているとそこを突いてくる現象が何度も起こります。現在大学は夏休みになり(私はオーストラリア在住)、バイトもまだ週一しかしていないので、ともするとだらだらとネットサーフィンとネットフリックスで一日が終わります。しかし、この6-2ハウスの流れを意識してから、毎日午前中は「面倒だな」と思うことに手を付けることにしました。それを終えないとネットフリックスは見ない。
6ハウスからどこにエネルギーが流れていくのか、あるいは収入に関わる2ハウスにはどこからエネルギーがやってくるのか。これは人によって違います。詳しく知りたい方は個人セッションをどうぞ。2021年12月末までキャンペーン中なのでお得です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?