11月19日牡牛座満月、成熟したあなたは新しい選択をするはず
今日は牡牛座で満月です。食を伴うのでちょっとインパクトが強いかもしれません。日食・月食はノード軸(地球から見て太陽の通り道と月の通り道が交わる点を結んだもの)の近くで新月や満月が起こるため「食」となります。ノード軸については、私たちの魂的なカルマ(魂固有の思い癖、考え方の癖)と地球的なカルマ(先祖から引き継いでいる思い癖)の接点であり、特にドラゴンヘッドの方は今世やると決めてきたカルマの解消につながるので、それをすることで宇宙やご先祖様からの強いサポートが入ります。個人のホロスコープでも、ご自身のドラゴンヘッドが入っているサイン・ハウスのことをやると強い追い風をもらえることが多いです。
今回の満月も、そのドラゴンヘッドの近くに月があるため、メッセージ性が強いとは思います。ただドラゴンヘッドは双子座にあり、月は牡牛座にあるので、同じサインで起こるほどの強烈なインパクトではないかもしれません。
しかし今回の満月は牡牛座ー蠍座で起こる満月。蠍座は「死と再生」を表し、大きな変容を起こすエネルギー。地の底からマグマが噴き出すような力があります。そして現在蠍座には火星も入っていて、火星は蠍座の底力と共鳴して強い行動力と集中力を発揮します。一方で牡牛座には天王星が入っています。天王星は「予期せぬ大変化」「変革」を表し、物事をひっくり返すほどの強い力を持ちます。この火星と天王星が、今回の満月ではオポジションの位置、つまり真正面になるわけです。
整理すると、蠍座の太陽が牡牛座の月と向かい合い、蠍座の火星は牡牛座の天王星と向かい合います。そして現在の火星はパワーアップしています。さらに、冒頭に述べたように、ドラゴンヘッドの近くで満月が起こります。満月は2週間前の新月で受け取った新しいエネルギーを使ってきた結果が出てくる時。その結果を受けて次の満月に向けて仕切りなおす時です。
満月のサビアンシンボルはとても美しいです。「成熟した女性が、新しい愛を体験し本当の自分を思い出す」(A WOMAN IN MIDDLE LIFE STANDS IN RAPT SUDDEN REALIZATION OF FORGOTTEN CHARMS, IN UNEXPECTED RECOVERY OF ROMANCE)。これは私訳です。このサビアンシンボルは日本語も英語もいくつかあって、ちょっと迷いますが、私はこれが一番しっくりくると感じました。
たくさんの経験を積んだ人が新しいエネルギー、つまり時代が変わるような変化を受け止めることで忘れていた「charm」(魅力、お守り)に突然気づく、その魅力は陶酔するような素晴らしいものです。私は「本当の自分」としましたが解釈は難しいです。ネットで観るととてもロマンチックな解釈をしている人もいて、牡牛座ということもあり、真向いの蠍座もあるので、そういった恋愛に関して素晴らしい体験をする人もいるかもしれません。ただ広く考えるとやはり新しい愛=宇宙的な愛、エネルギーの中で本当に素晴らしいものを自分の中に見つけ出す、ということかなと思います。
今回の満月は変容、変化、脱皮、といったエネルギーがとても強いです。そこには大好きな人との関係も含まれると思います。自分自身の価値観もかかわってくると思います。大切なのは「成熟した」というところで、これまでの経験を受け止め、活かすことで自分の内側の声を聴くことができるのではないでしょうか。そして成熟した私たちがする選択は以前とは違っているはず。
今回の満月、メルボルンは1ハウス、日本と、メルボルンより上の東海岸は12ハウスで起こります。1ハウスは肉体も含めた自分自身を表します。12ハウスは私たちの無意識の部分です。1ハウスは7ハウスと向かい合い、7ハウスは「他人」、人との関係の中で自分の中の何かに気づく、今回のサビアンを見ると、自分の本当の望みや愛に気づく。日本やオーストラリアのほかの地域では6ハウスに太陽があり、普段の面倒な出来事や片付けるべきことをする中で無意識の自分の心の声からメッセージをもらうようなイメージです。
素敵な満月をお迎えください。
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