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経済・金融・価値観が新しいフェーズへ~春分

明日、3月21日は春分です。太陽が牡羊座に入った瞬間を春分として、占星術的にはここからが一年の始まりでエネルギー的な次の一周に入ります。

金星とドラゴンヘッドが重なる春分

春分図を見て、最初に目に入るのが、金星が牡牛座のドラゴンヘッドと重なっていることです。ドラゴンヘッドが牡牛座に入ったのは去年の1月。牡牛座は「私たちの持てるもの、肉体そのもの」なので、トランジット(いまそらのホロスコープ)が社会に与える影響を見る場合、牡牛座が表すところは私たちの価値観、自然、経済などです。ドラゴンヘッドは集合意識の向かう先なので、経済や価値観・自然環境などに私たちの注意が向くような出来事が多く起こったのもうなずけます。コロナと戦争の影響で一気に物不足とインフレが進み、エネルギーの高騰で私たちは「物を大切に」とか「エネルギーを節約する」ということを再び思い出しました。
これはドラゴンヘッドだけでなく、2019年から牡牛座入りしていた天王星の破壊力によるもののほうがむしろ大きかったかもしれません。

物から情報へ

春分図では、この牡牛座にいるドラゴンヘッドに金星が重なるのがとても象徴的です。金星は牡牛座の支配星。金星が入ることで牡牛座はぐっとパワーアップし、そこにいる天体たちも力を増すでしょう。金星がドラゴンヘッドに重なることは、ここまでの変化の総仕上げの段階に入り、金融や経済はここから新しいフェーズに入るのだと思います。
それはおそらく「物」ではなく「情報」に価値の重要性が移り、新しい価値観と悦びが生まれることなのだと思います。これらはすでに生まれているのですが、地に足がつくというか、その地位が今後数十年あるいは100年以上、不動のものになるのかもしれません。

覚悟ができる

牡牛座にいる天王星がうお座の月を刺激しているのも面白いです。今回の春分は、直後に新月、冥王星水瓶座入り、と続くのですが、春分図では12星座の中で最終を表すうお座に月がいます。月は私たち一般人の日常生活や感情を表すので、経済と価値観を大きく変革してきた天王星から励まされて、次のフェーズに行く覚悟が心の深いところでできてくる、といった印象があります。

春分図の太陽は、日本でも、オーストラリア東海岸でも12ハウスにいます。12ハウスは潜在意識や見えない世界を表すので、これらのエリアでは、新しい価値観は気づかないところからすでに始まっているのかもしれません。

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