動けないのはなぜですか?~キロンの逆行
本日小惑星キロンが牡羊座で逆行します。キロンは心や体の傷とその癒しを表す天体。今これを書いている時は「留ステーション」といって天体がちょうど止まっているように見える状態です。キロンは本日から12月の24日(クリスマスイブ!)まで逆行し、来年、再来年も同じような時期に逆行を繰り返し、2026年にいったん牡牛座に出るものの、2027年に正式に牡牛座入りするまで牡羊座に滞在します。
牡羊座は12星座の始まり、スタートのエネルギーで、今この社会ではとても注目のエネルギーでもあります。このあと、牡羊座には海王星や冥王星も入ってきますし(かなり先ではありますが)、来年はドラゴンヘッドが入りますから私はかなり注目しています。
話を戻してキロン。
キロンが逆行する場所のサビアンシンボルは「二人のしかつめらしい独身女性」です。スターゲイザーでは「婚期をすぎた二人の未婚の高貴な女が二人、沈黙して座っている」と訳しています。意味するところは、内面の対話にエネルギーを費やして行動的になりにくいということです(少しネガティブに解釈した場合)。サビアンシンボルはタロットカードのようなもので、ポジティブにもネガティブにもとらえることができます。心の傷とその癒しを考えると、今回のサビアンシンボルは心の傷、あるいは葛藤があり、行動できずにいるということを示すと思います。そして逆行することでその傷のありかを探すのです。12月24日にキロンは順行に戻りますが、そこからその傷の癒しが始まると思って良さそうです。
12月24日にキロンが順行に戻る時、サビアンシンボルがこれまた意味深で「成功しなかった社会的講義を示す不発弾」。つまり何かしらの失敗体験が、あなたの行動にブレーキをかけている、その失敗しておってしまった傷を癒そう、というのが今回のキロンの逆行だと思います。
ここから半年かけて、私たちは傷を探すために過去にさかのぼり、それを癒すという作業をします。とても大切な作業です。というのは、来年の7月にはドラゴンヘッドが牡羊座入りするからです。
牡羊座は最初に書いた通り始まりのエネルギーであると同時に、私たちの「存在意義」を問うエネルギーでもあります。そこを強く問いかけられる前に、傷を確かめ、それを癒す作業を(癒し終えなくても大丈夫です。傷に気付き、癒そうとする気持ちが大切)しておきたいです。
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