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サイン(星座)の力を宇宙から持ち込み、地球のハウスで生かす


魂は宇宙から来たものだと考えると、占星術で見るサインには私たちが持つ宇宙的な力が現れていると言えます。つまり宇宙に還った時にそれぞれが持っている個性というか、得意なことだったり、力を発揮できる部分だったりは、宇宙という多次元世界では容易に使えるし努力しなくても自然に統合されて一つの丸い塊つまり恒星みたいに輝ける。私たちはもともと12星座の力を全部持っているんだけど、魂の個性はその使い方の違いだったり、組み合わせ方だったりする。それが天体の持つ力。天体同士が響き合うことで、化学反応が起こって、宇宙的な個性が出てくる。

でもその宇宙の力をもって土星の内側にある地球に降り立った時に、時間も場所も制約があって、あら、今までみたいにそのままにしていても勝手に輝きだすことがない。じゃあこの何次元にも広がる宇宙的な力をどう生かそうか、と考えると意外と簡単じゃない。その時に使う手引書に書かれているのがハウスなんじゃないかと思うのです。地球のどの部分でその力を生かすのか、親切にもちゃんと書かれているのがハウス。それほど魂にとって地球は面倒くさいことが多い。でもこのハウスの手引きに従うと、魂が持つ力=つまりサイン=つまり星座の力を発揮できる。

だからハウスを読み込むのは、この地球を生きる上でとても大事。自分の魂的なありかた、というよりは、現実世界をどう生き抜くか、どうやって効率よく魂と霊の課題(これについては別記事で書きます)をクリアできるか、それが分かってきます。この世で楽しんだり苦しんだり悦んだりして体験することで私たちの課題… これは数学の問題みたいになっていて、私たちはその「解」を探しているんだけど。数学と違うのは答えがいくつもあるということで、答えが多いほど魂的には軽くなっていく。だから、たくさんの答えを得るためにこの世で体験を繰り返すんですよね。それをできるだけたくさん、深く、体験できるように考え抜いて手にしてきた綿密なプランが、つまりハウスとサインを組み合わせたホロスコープなんです。

読んで、自分なりに「こうかな?」と思って、それを実行して体験する。違うと思ったらまた「もしかして別の答えがあるかも?」ともう一度見直してみる。それがホロスコープを読む面白さだと思うのです。


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