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英語脳を作るために

アメリカ帰りの友達と日本で会った時に話したことは「英会話力をいかにして身に着けるか」ということでした。もちろん「友人を作る」「話す機会を多くする」「英語の環境にする」などなど、言われつくしていることに尽きるのですが…。でも条件だけそろえるだけでなく、気をつけておかねばならないことがあるのです。

私も英語を話す機会を頑張って作り、話そうとするのですが、そのたびに相手の人は眉をひそめて私の話を聞きます。つまり分かりにくいのです。分かりにくいから一生懸命理解しようと眉に力入っちゃう。

なぜ分かりにくいか。それは語順が日本語だからです。これは日本語で考える癖が抜けていないからですが、年齢的にここを作り変えるのは相当難しいと思います。でもできるだけ英語で考えるようにはしているのですが、どうしても話す時に「Today,,,,」「Yesterday I ,,,」などと言っています。もちろん間違いじゃありません。今日何する、ということの「今日」を強調したいときにはネイティブだってそう言います。でも私はだいたい日本語の「今日はいい天気」「今日は楽しかった」の感覚で「Today was enjoyable」的なよくわからない英語を作ってしまうのです。「I enjoyed a lot today」とI(アイ)を主語に持ってくれば簡単な英語で済むものを、とっさに「Today」が最初に出てくるのが日本語からの発想です。慎み深い日本の言葉では「私はーー」「私はーー」と強調しないのが常識。当然「私」が主語だと分かる場面ではあえて言わないというのが多いです。

しかし英語ではまず、とりあえず「I」「you」「He」を言ってしまおう。言ってしまえば動詞を言わずにはおれません。そして最悪そこでやめても、意味は通じるわけだし、相手には分かりやすい。

アメリカ帰りの友人が言っていましたが、「長く話そうとせず、1フレーズずつ分けて伝えるの。そうすると分かってもらえる」と言っていました。以前、Tedtalkか何かで留学を一切せずに流ちょうな英語を話せるようになった若い女性も同じようなことを言っていた気がします。だからよく、「中学生で習う英語ができれば英会話はできる」と言われるのでしょう。まず主語プラス動詞(プラスできれば目的語)だけで言ってみる。複雑なことを言いたい場合も、まずは要点をSVOで話す。細かいことは次に付け足す。これもSVOで。これをするとずっと分かりやすくなります。実際には私はまだまだできていませんが。

気を付けて見ていると、英語の映画やドラマのセリフ、「I」「you」で始まることがほとんど。あと人でない時は「It」。もうほぼこの3つをとりあえず最初に言って、次の動詞を考える。このパターンで行けばもう少し英会話がスムーズに行くと思うのです。

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アラフィフでオーストラリアに留学、ナチュロパシー(自然療法)の資格と学士号を取得した経験を書いています。

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