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日本酒の味を守っていく大切さ

玉乃光のお酒とロシア料理のペアリング会

先週は、玉乃光のファンクラブである夢天下会の会長のお店キエフで行われた、玉乃光のお酒とロシア料理の会に参加してきました。ロシア料理と日本酒って斬新ですよね。夢天下会に来てくださっているお客様もたくさんきてらっしゃいました。

夢天下会でも、キエフの会でも参加者の平均年齢は60歳を超えていると思います。70歳くらいかも。キエフの会では一番年配の方で84歳でしたね。


日本酒を年を重ねてから好きになった。

みなさんのお話を聞いていると、昔は日本酒はそんなに好きじゃなかったって言うんです。もちろん飲まないことはないけど、今の方が飲むんですって。

どうしてかって聞くと、から揚げが食べられなくなったからだそうなんです。昔はから揚げとビールを飲むのが好きだったんだけど、歳を取ったら油もんがまったく食べられなくなって、量も食べられなくなったと。

そうすると、自然と食生活が和食で魚と野菜に偏ってくるんですって。そしてそんなにたくさん食べない。そんなときに一緒に飲むのはビールより日本酒の方が美味しく感じられるようになったんですって。

なるほどって思いましたね。食事の趣味って歳とともに変わっていくじゃないですか。昔はピーマンが食べられなかった人が大人になったら食べられるとか、子供のころはウニとか美味しくないですもんね。そんな感じで食生活は変化していく中で、日本酒は大人向けの味だということみたいです。


若者もいつかは年を取る

仮にそうだとすると、無理に若者に好まれるような日本酒を造って、若者に飲んでもらうように頑張らなくても、若者が年をとるのを待ってから、ようやくこっち側に来ましたね、待ってましたと、日本酒を飲んでもらうのも一つですよね。このお話は一理あるとは思うんです。

人口動態を見てみるとね。65歳以上の人口ってこれからもどんどん増えていくんですよ。2022年の日本の人口は1億2500万人で、65歳以上の人口が3600万人でした。それが2050年には総人口が9500万人まで減少するんですが、なんと65歳以上の人口は3700万人になる予想なんです。

つまり人口の合計は今から2050年までの間に3,000万人も減少するにもかかわらず、65歳以上の人口はまだ増えるってことです。

玉乃光の味を守っていくことの大切さ

65歳以上の人に日本酒を飲んでもらえるのであれば、そんな日本酒はやはり大切。今の玉乃光の味もすごく大切ですよねってお話です。

もちろんね。人口がどんどん減っていく以上、国内の若い人にもやっぱり飲んでもらいたいし、海外にも売らないといけないです。

その前提の上で、これから超高齢化社会を迎えるにあたって、高齢の人たちに喜んでもらえる日本酒を造るのも同時に大切ですよね。ってお話でした。

新しい挑戦もたくさんしますが、玉乃光の味もきちんと守っていきます。


【運営会社】
■玉乃光酒造 https://www.tamanohikari.co.jp
■京伝びと http://kyodenbito.co.jp/

【ブランド】
■禅利 https://www.zenrikyoto.com/
■叶芽 https://kaname.salon/

【玉乃光酒造 第14代蔵元 羽場洋介】
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