日本文化が混沌とした世界を救う。
東蔵再生プロジェクト始めました
2026年4月に向けて、東蔵再生プロジェクトを立ち上げました。これは玉乃光の本社の向かいにある築100年以上の酒蔵を再生するプロジェクトです。再生後は日本文化を世界に発信する拠点にします。詳しくは下記をご覧ください。
現時点で、68名274万円のご支援が集まっています。感謝です。目標金額は3千万円です。まだまだ足りていません。2025年2月末までの期限ですので、あと4ヶ月頑張ります。
東蔵の意味について最近ずっと考えています。
私は東蔵を保存することによる一番の価値は、「日本文化の精神性」を未来につなげることだとおもっています。まだうまく言葉にできないのですが、とりあえず書いてみます。
文化とは、人類の理想を実現するための精神活動のことです。そして日本文化とは、日本独特の気候や地形によって培われた日本独自の思想のことです。私は、それを一言でいうなら「自然との共生」だと思うんです。
日本文化を守る意味
日本は四方を海に囲まれており、外敵から身を守る必要がなかったこと、そして温暖な気候が農業に向いており、海洋資源も豊富であったため、農耕民族となりました。
自然と共生することで、自然の恩恵を受けて生活してきました。その結果、狩猟民族とは異なり、集団で農業・漁業を行って生活することになるため、「和」を尊重することになります。
また、地震や台風などの災害と常に取り合わせにあるため、人間一人の力で生きていけません。みんなで協力して「和」を大切にする必要があったんです。
そんな自然の猛威を常に受け続けることから、自然への畏怖の念を抱きます。そして、それは人間の力ではどうにもならない自然の力に対して、謙虚な心を持ち、自然や命に対して感謝の気持ちを持てるようになります。
そうやって、自然のすべてを受け入れることで、日本人独自の思想が生まれてきたんだと思います。
・華美を好まず、ありのままの姿の中に美を見出す「わび・さび」
・自然を壊さず、すべての命に感謝する「もったいない」
・和を大切にし、他人をおもいやる「おもてなし」
・謙虚な心、礼儀を重んじ、型を大切にする「道」
これら日本独自の思想は、もともとは日本にとっては当たり前のことだったのに、今は日本の中でも薄れつつあります。そして、今や世界の在り方、幸福とは何かに対する強烈なアンチテーゼになっています。
日本文化が世界を救う
世界では、戦争が絶えず、格差が拡大し続けています。自然を征服し、コントロールしようとする。人工的な技術による大量生産大量消費。AIやVRによるバーチャルな世界。
人間が作り上げてきた近代システムの限界がきているのは明らかです。そんな中、日本独自の思想はきっと世界を救うんじゃないかかって思うんです。
そして、東蔵をそんな日本文化を感じられる場所にして、世界に発信したいって思うんです。そうすれば、この混沌とした世界を少しでも救えないかなって。
日本酒は日本文化の一端を担っています。日本酒はハードルが高いと言われますが、華道や茶道に比べればハードルは低い。だから日本酒が、日本文化を学ぶ入り口にあるのはいいと思うんです。
何となく書きなぐってみました。まだまだうまく言葉にできていません。よくわからん文章になってしまいました。でも、何となく伝わったら嬉しいです。
【運営会社】
■玉乃光酒造 https://www.tamanohikari.co.jp
■京伝びと http://kyodenbito.co.jp/
【ブランド】
■禅利 https://www.zenrikyoto.com/
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【玉乃光酒造 第14代蔵元 羽場洋介】
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