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京都市「文化財保護」事業認定【東蔵再生プロジェクト】始動しました!

クラウドファンディングをはじめました

玉乃光酒造株式会社は延宝元年(1673)に和歌山県で創業した日本でも数少ない伝統的酒造りを続けている日本酒の酒蔵で、戦後、京都の伏見に移転し、その際に事業を開始した蔵が「東蔵」です。
東蔵は大正13年(1924)に建設した築100年の建物であり、酒造りが玉乃光酒造の本社に移った後も貯酒設備や蔵人の住居として使用され、玉乃光酒造の原風景が残る蔵として現存しています。
ところが、100年の時を経て老朽化が進んでおり、維持することが難しい状況です。代々受け継がれてきた東蔵を保存・再生し、伝統的酒造りを未来につなげていくため、クラウドファンディングを始めました。


東蔵再生プロジェクトの背景

現在、酒離れや酒類の選択肢が多様化していく中で、日本酒市場は直近50年間で4分の1まで縮小し、日本酒は飲まれなくなっています。しかし、日本酒は単なるアルコール飲料と言う枠にとどまらず、2,000年前から続く日本の食文化であり、神事に使われる神聖なものであり、職人の技が織りなす伝統産業です。「伝統的酒造り」は2021年に登録無形文化財に登録されており、2024年にユネスコ無形文化遺産として登録するよう提案しています。
伝統的酒造りを未来につなげていきたい。そのためには、古い酒蔵を保存し、そのすばらしさを日本から世界に発信していきたいと考えています。

東蔵には85本のタンクが並ぶ

ただ、そんな東蔵も100年の時を経て、老朽化が進み、耐震工事や修繕をしないと、維持をしていくことが難しくなっています。
代々受け継がれてきた空間・建物を実際に使い続け、次世代に繋いでいくことではじめて、伝統文化がリアルな形で未来に残っていきます。
今回、東蔵を再生することで、伝統的酒造りを価値ある産業として、未来に繋いでいきたいと思い、このプロジェクトを立ち上げました。

築100年の建物

一般社団法人酒蔵保存協会

東蔵の建物修繕及び東蔵再生プロジェクトの運営は玉乃光酒造から委託された「一般社団法人 酒蔵保存協会」が行います。本協会は、日本の伝統的酒造りを次世代に継承していくために歴史ある酒蔵を保存・活用し、その文化的価値を日本から世界に発信していくことを目的とします。

私はAIやVRなど技術革新はどんどん進んでいく一方で、世界に誇る日本文化や日本人の精神性が失われていくことに危機感を持っています。だから、日本の歴史に実際に触れることのできるリアルな場所を残すことは、日本の未来を作っていく上で重要なことだと思うのです。酒蔵の再生後は日本酒だけでなく、日本文化を世界に発信していくための拠点として活用していきます。

昔の酒造りの道具が並ぶ

ご寄付の方法

ご協力いただく方法は、上記の京都市のURLから、ふるさと納税に応募していただくという形です。京都市の「文化財保護」認定事業として、ふるさと納税の仕組みを使うので、みなさんの実質的な負担は2,000円です。ご寄付いただいた金額の30%が京都市の文化財保護事業に使われ、70%がこの東蔵の再生資金として使われます。一人一人のご支援がとても大きな力になるんです。是非ともみなさまのお力をお貸しいただけるとありがたいです。


【運営会社】
■玉乃光酒造 https://www.tamanohikari.co.jp
■京伝びと http://kyodenbito.co.jp/

【ブランド】
■禅利 https://www.zenrikyoto.com/
■叶芽 https://kaname.salon/

【玉乃光酒造 第14代蔵元 羽場洋介】
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