
やがてくるVRの世界でも価値のある日本酒
VRworldに行ってきたんですよ。みなさんVRやったことありますか?私は数年前にVRが出てきた頃にやったきり、久しぶりだったのですが、むちゃくちゃ進化していて、びっくりしました。その世界が得意の人たちにとってはとっくに当たり前のことだと思いますけど笑。
VR(仮想現実)の世界って分かります?
ヘッドセット(ゴーグルとヘッドホンがくっついたやつ)をつけたら視覚と聴覚が完全に奪われて、ゲームの世界に入り込んだ感覚におちいるやつです。
少し前までは子供だましの世界で、とても没頭できるような感じではなかったのですが、今回体験した世界はすごくリアルに近づいてました。
それでもまだまだ現実と見間違うという程ではないんですが、近い未来に必ずVRとリアルの区別がなくなる世界は来ることを確信しました。

近い将来、SNSコミュニティはVRコミュニティに変わっていくわけです。そうなると、観光業や飲食業は大打撃を受けるかもしれません。視覚や聴覚の情報はいくらでも生成可能なので、わざわざ行く必要がなくなるからです。
わざわざリアルな会議をせずにzoomで十分になったように、観光や外食もわざわざ行かずともVRで十分という日が来るかもしれません。ってか、必ず来ます。
ただし、風景や音楽がVRに変わって、VR観光やVR外食になったとしても、実際に口にする食はバーチャルにするわけにはいきません。そういう意味では、食は強いですよね。食は最後まで生き残ると思います。ただ、VR時代が来たとき、いったいどんな食が選ばれるのでしょうか?
私は、機能的な食と、情緒的な食の2極化が進むんじゃないかと思うんです。
機能的な食というのは、安くて、早くて、美味しくて、栄養があって、健康に良い食です。
情緒的な食というのは、かっこよくて、可愛くて、ストーリーがあって、文化的価値があって、人の想いがこもっていて、感情が揺さぶられる食です。
日本酒はもう後者の情緒的な食にならないと生き残っていけないと思います。機能的な食は次々と新しいものが現れるからです。そして、VRの時代には機能的な価値観がさらに進むと思います。極端な話、アルコールはカプセルで摂取すればいいじゃんってなるかもしれない。
それでも、やっぱり人が好き。文化が好き。日本が好き。という世界観の中では、日本酒は選ばれていくはず。そんなとき、情緒的な価値をしっかり持っている日本酒だけが飲まれるんだと思うんですよね。
VRの話からかなり飛躍してしまいましたが、大切なことだと思っています。みんなで、かっこよくて、可愛くて、ストーリーがあって、人の想いがこもっていて、文化的価値があって、感情が揺さぶられる日本酒を造りたいと思います。
【運営会社】
■玉乃光酒造 https://www.tamanohikari.co.jp
■京伝びと http://kyodenbito.co.jp/
【ブランド】
■禅利 https://www.zenrikyoto.com/
■叶芽 https://kaname.salon/
【玉乃光酒造 第14代蔵元 羽場洋介】
■ X https://twitter.com/tamanosakekasu/
■ facebook https://www.facebook.com/yosuke.haba/
■ Instagram https://www.instagram.com/yosukehaba/
■ voicy https://voicy.jp/channel/4220