高校生に寄せて<総合的な学習の時間>
こんにちは、ひがくぼかおるです(・∀・)
ここ数年、定時制高校の総合的な学習<探求>の時間で
「表現プログラム」という名称で
゛あらゆることに対応できるコミュニケーション力を養うことを目指すプログラム゛
の授業を担当させていただています。
今年は学内の文集のようなものに文章を載せてもらえることになり
そこに寄せた言葉をこちらにも残しておきたいと思います。
よければお読みください
表現プログラムを担当させてもらうようになって、あっという間に数年が経ちました。
毎年、新たな笑顔に出会えることがとても楽しみな時間です。
【コミュニケーション力】と一口で言っても、もう本当に多種多様な色々な方法があって、私自身もたくさんの気付きをもらえて、とても感謝しています。
毎年2学年を担当していますが、2023年度の2年生は大きなテーマとして「安心できる基地の強化」というようなことを念頭に置いて進めてきました。
「安心できる基地」というのは、クラスや学年、先生方との信頼関係のこと。
ある日の授業でお願いをするというワークがありました。
その時に聞こえてきた「断られたら傷つくかも」という声。
そうだよね、一歩踏み込むって怖い。
小さな一歩かも知れない、でも大きな心の冒険でもある。
そういう自分の心の声に耳を傾けることってとっても大事です。
誰よりも身近?(笑)な自分自身の声を無視していたら、きっと他の誰の声も本当には聞くことができないし、心から寄り添うことなんかできないんじゃないかな、なんて思ったりします。
そうして、ちょっとハードルが高いかな?なんて思いつつ準備したプログラムも意思を持って飛び越えてくれたみんな、とても素晴らしかった!!
「ちょっと怖いな、こんなことして大丈夫かな?」そんな心配を抱えつつも「えいやっ!」とがんばってみる。
すると、みんなが受け入れてくれる、笑ってくれる、心配なんて必要なかったと思わせてくれる。
それって<安心して自分を出せる場所><ちょっといつもと違うことにチャレンジしても安全だなと思える場所><安心できる基地>ができたってこと・・・!
そして、ここは安心できる場所だ、と心から思えたら、冒険の範囲を広げて欲しいなと思っています。
これから先の人生、外で冒険して傷つくことがあるかも知れない、きっとあるでしょう…でも「安心できる基地」に帰ってくれば、話を聞いてくれる仲間がいる、一緒に笑い話にできたり、共感して涙してくれることもあるかも知れない。
コミュニケーションって同じ空間にいれば始まっているものだけど、一歩踏み込むのって大変。
演劇祭本番までの間にきっと色々経験したんじゃないかな?
そう、コミュニケーションの密度を高くするのって、ぶっちゃけめんどくさいこともいっぱいあります(笑)
でも<めんどくさいのその先>に自分に還ってくるものがたーくさんあるってことを感じてくれていたら嬉しいなと思います。
たまのうたかた演技教室では、プロの方、プロを目指す方の他
趣味で演劇を楽しみたい方や、表現を普段の生活や仕事に活かしたい方
コミュニケーションが苦手だと感じている方など、様々な方がいらっしゃいます。
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