幼稚園の同窓会から泣きながら逃げた話
どうもこんにちは。ついにnoteをはじめてみました。
SCP財団じゃないし、おもしろ文章でもないので
普通に見たくない方はライジングヌンチャク!!!
(このライジングヌンチャクによって俺はこれから面白い人10人にブロックされる)
はじまるよ‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️‼️
ただただ巧みに文章を連ねることが出来るほど自分は頭が良くないので、ウケそうな本当にあった話をします。
それは高校2年生の冬のある日のことだった。「今度幼稚園の友達と親で集まるらしいから来てね」母親はいきなりそう言ってきたのだ。俺は全力を尽くして「嫌だ」と反論した。
1.いくら幼稚園の友達であっても今も仲がいい前提で話をするな!!
2.俺以外みんな今も仲がいいらしい、俺いらんやろ!!!
3.その幼稚園の親はみんな揃って自慢話好きらしいキショすぎるやろ!
以上理由だった。みんな分かってくれるよな???
この理由なら親も分かってくれる!!!!!
よし!!!!俺の冬休みは安泰や!!!!!
(ライジングヌンチャク!)
しかし俺の反撃もそこまでだった......
当日「クソ幼稚園ゴミ同窓会」が開幕
ワンチャンあの頃みたいに話せるかな???
僅かな謎の期待を胸に
久々に同級生と対面
みんなめちゃくちゃ仲良さそう
めちゃくちゃ喋ってるし
え????????
俺は?
居酒屋に子供と大人で分けて座らされ大人の席では思った通り自慢話大会が開幕
「私の子サッカーで最近代表に選ばれて..」
「うちはもう毎年家族キャンプに行ってて...」
いい歳したババアがうるさいねん
もう帰りたい....
子供の席はというと俺以外のみんながめちゃくちゃ仲良く思い出話をしている、あまりにも俺が話について行けてない為、大人達が変な目でこっちを見ている。
流石にマズいとりあえず話に入ってるフリするか...
ってまてよ...
今何の話してるんだコイツら
また俺1人に....
ところでみんな思ってるんだろ???????
でもこれって割り切って話せないまるちゃんが悪いのでは?
めちゃくちゃわかる、そうなんだけどこの俺の空気を壊すほどの悪態の理由は本当に本当に本当に何回も行きたくないと言ったのにこの地獄に連れ出した親への復讐でもあったのだ。読者よどうか許してくれ。
高2のまるちゃんはまだガキなんだ....
話を戻そう、同窓会は微妙な空気のまま中盤へ.....
現状食べる事しか出来ない俺はただその場にある料理を黙々と食べ友達は俺を綺麗に輪から外して談笑している。辛い料理も何も味がしない....クソ!!!!!!
そしてついに俺にも限界が来た
なんでこんな目にあってるんだ。
親同士が仲良いだけだろこんなの。
俺は被害者だ。
頭の中でそれらが呪文のように何度も唱えられる。
でも、周りの空気を壊したくないし.....
いやもう壊してるか....
そんな時だった。
逃げろ。
俺の中の天使が囁いた。
驚くことに躊躇は無かった。
「すみませんトイレ行ってきます。」
とりあえずトイレに篭った
そこで気が付いた
ここは最寄り駅の居酒屋、最寄りとはいえ自宅までは
バスを使わないと帰れる距離ではない...
歩きも考えられるが季節は北海道の真冬
そしてこんなこと予想もしていなかったので俺は薄着。
そして何よりも....
金が無い
終わった。ありがとう。
いい人生だった。
涙目で宴会会場まで戻ろうとすると
そこには母が居た。
「やっぱり気まづそうね、ほら帰りなさい」
バス代とマフラーと手袋を俺に渡してきた。
俺はもう無我夢中でそれを受け取って居酒屋を出て
バス停までダッシュした
本当に高2の俺には辛かったのだろう
泣きながらバスの窓から見える雪景色を眺める
気分は戦争帰りの兵士そのもの
安堵して眠りについた
そこからの記憶は無い
無事に家に着いてまた眠りについたのだろう。
ありがとう母親
その後の話
どうにか「〇〇(おれの本名)は体調悪くて帰ったみたい」ということでその場は済まされたらしい。あとから友達から連絡も無いし大丈夫だろう。
なんであの時泣いたのかは分からないが
おそらく善意で開いてくれた同窓会を台無しにしてしまって申し訳ないが俺には逃げる選択肢しか無かったという八方塞がりの状況に高2の俺は涙したのではないだろうか。
今回の件で色々勉強になった。
大人になろう。そう思った
まだこの集まりは毎年行われているらしい
今年は行くのかって?