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ネームが完成しました+自己流ネーム作成方法

■本題の前の報告

8/31〆切のストキンproへ応募しようとしていたネームが完成しました!
作成期間は2週間。作成したネームは55ページ。(もっと短く纏められるようになりたいですね……)


そして肝心のストキンproなのですが、データ統合に失敗しまくって、間に合いませんでした……(´;ω;`)
(応募期間が締め切られた直後に、ネームのWEB持ち込みを受け付けているサイトに投稿してきました)

スケジュール管理がすごく苦手なので、スケジュール管理ができるようにテクニックなどを調べたいなと思いました。
将来的には「RAVE」や「FAIRY TAIL」の真島ヒロ先生のように、スケジュール管理できるようになりたいです……✨

■本題

今回のnoteでは、ネームの作り方をまとめてみました。

先に言っておきますが僕はプロではありません。
二次創作でストーリー系の漫画を何作か作ったことがあるだけの、素人です。
そんな僕のネーム作成方法ですが、誰かの作品づくりのご参考になったら嬉しいです。



《STEP1 調査》

応募しようとしていたのは、ストキンproのサスペンス「頭脳心理戦」部門です。
そのため、「頭脳心理戦」が今回の課題です。

僕は天才じゃないので、「さあ頭脳心理戦の漫画描くぞ!うりゃりゃー!✍️」と描き始めることはできません。
そのため、どのような作品があるのか、まずは調査をします。

「頭脳心理戦」というワードは存在しないので、「頭脳戦 作品」、「心理戦 作品」などで調べ、作品の雰囲気を把握しました。
また僕は参考資料を探す際には漫画だけでなく、小説、映画、音楽、ゲーム、ニュースなども調べるようにしています。

※「ハンター×ハンター」の冨樫先生は、空き時間があれば小説を読んでいたと聞きます。
※「チェンソーマン」のタツキ先生は、映画好きで有名です。
※「BLEACH」の久保先生はキャラクターにイメージソングを設定していたと聞きます。

僕は、「パクリは駄目だけど、オマージュは良い作品を作るための手段である」という考えを持っています。
有名な作品の中には、他の作品をオマージュしつつ、オリジナリティも出している作品が多いからです。

そのようなわけで僕は、1つの作品を作る時に、最低でも5つの作品を参考資料とするようにしています。
(ただ作品を細かく分解して部分的にオマージュしてるので、「この作品をオマージュしました!」と言われないと分からないレベルになってます……)

※「呪術廻戦」はオマージュがちょこちょこ見られますが、1作品としてもとても面白く、他作品(特に「ボボボーボ・ボーボボ」)への愛が感じられて好きです。


《STEP2 テーマの作成》

参考資料の準備までできたら、作品のテーマを決めます。
読み切りのネームを作るのは今回が2回目ですが、二次創作でストーリー系の漫画を何作か作っているので、「テーマを決める」ことの重要さは理解しています。

同時に、主人公を中心にキャラクター設定も考えます。
一人称、二人称、好物、苦手なものはもちろんですが、僕は生い立ちまでざっくりと考えます。性格は環境が作るものなので、どういう環境で育ったのか考えておきたいのです。

※「テニスの王子様」のキャラクターは、身長や血液型など、非常に細かく設定が作られており、参考になります。

《STEP3 プロットを作る》

テーマを決めたら、大まかなプロットを作ります。
このような場合によく用いられるのは「起承転結」ですよね。

しかし僕が挑むのはサスペンス部門! 「転」が1個で足りるわけがない!
そんなわけで「起承転結」ならぬ「起承転転転結」で、どんなイベントが起こるのか、どんな見せ場があるのかを整理しました。


《STEP4 ストーリーを考える》

プロットの中に「イベント」や「見せ場」をいくつか作っているので、そこを違和感なく繋ぐようにストーリーを考えます。

僕の場合は脚本形式でストーリーとセリフを書いて、脚本をページごとに区切っていきます。
ページ区切りのポイントですが、漫画の見開きページを想像しながら区切ると良いです。

⭐︎ページ分けで特に意識するのは以下の2点
・右側のページの上部に、見せ場を持ってくる
・左側のページの下部に、次のページを捲りたくなるような、含みのある表現を持ってくる

上記ができていないと、編集者さんに「漫画の基礎ができていない」と思われてしまうらしいので注意です!


《STEP5 削除!》

ストーリーを考えたら……
登場人物を最低限にするために、要らないキャラを削除!
場面展開を最低限にするために、要らない展開を削除!
文字数を最低限にするために、要らないセリフを削除!
と、不要な部分を削り、違和感のない部分をなくすための調整を行います。

かなり削ったのに、ギリギリの55ページだったよ……( ;∀;)


《STEP6 セリフの決定》 ☆重要!

実際に漫画の中にテキストとして書かれるセリフ、読む人が頭の中で音読するセリフ……僕はセリフの読みやすさはとても大事だと思っています。

僕の場合は音読(熱演)を繰り返すことで、「読んでいて心地よいか」を念入りに確認し、違和感があれば類語を調べて他の言葉に置き換えたり、文章構成を入れ替えたりしています。

今回の作品にはありませんでしたが、「アヒャヒャヒャヒャ!ヘ(゚∀゚ヘ)」みたいのも僕は本気で音読してます。
……もちろん家でね。


《STEP7 コマ割り》

僕はクリップスタジオというペイントソフトで、先のステップで作成した脚本をベースに、以下の手順で原稿を作成しています。

(1)キャンバスを全ページ分作る
(2)脚本からセリフをコピーして、ひたすら貼り付ける
 ※頭の中でうっすらと構図を考えながら
(3)コマ割りをする
 ※頭の中でしっかりめに構図を考えながら


《STEP8 人物と背景を書き込む》

頭の中で考えていた構図を書き込んでいきます。

ネームですが、僕は「神様の言うとおり」や「ブルーロック」の原作者である、金城先生のネームが好きで参考にしています。(週刊少年マガジンの画力部門のページにお題ネームがあります)
ネームでもキャラクターに目力があり、視線や表情がとても分かりやすいです!

以上になります。
賞に間に合わなかったのが悔しいので、ネームを受け付けてるWeb持ち込みにポコポコ送りつけます……(´・ω・`)


■次のアクション

9月末目標に、漫画(作画込み)を完成させる。
ジャンプへの直接持ち込みで、漫画家志望者向けの特別な冊子がもらえるキャンペーンをやっていて、それがとても欲しいので、集英社に行くかもです……!

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