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変わったキャンパス?

今回の部員日記は、総合政策学部1年岩本一真が担当させていただきます。拙い文章ですが、ご一読いただければ幸いです。

さて、私はSFC(=湘南藤沢キャンパス)において日々の多くを過ごしているのですが、このキャンパスは日吉や三田といった所謂本キャンとは異なり、座学メインの授業は少なくグループワークなどが盛んに取り入れられています。そのため、日吉の授業では物足りないといった声も友人から聞くことも多々あります。実際に私もそのような授業を受けてきた身として楽しみながら学ぶことができているように思えます。SFCには個性的な授業が多く、学ぶことの楽しさを常に教えてくれるため、常に日々が刺激的で楽しく過ごせております。

そこで、今回の部員日記では今私が受けている授業の中で面白いものを紹介していきたいと思います。

金曜2限
戦略的交渉論 

べらぼうに面白いです。学びも深く、毎回の授業が楽しみです。しかし、履修を志す人にはひとつ注意点があります。そう、この授業は非常に人気で倍率が高い、ということです。
そう、僕は今回15倍の倍率を勝ち取ってみせました。我ながらなかなかの強運であると思います。

この授業は基本的に2週で一つのトピックを扱うのですが1週目では設定等が記載されている配布物(=ケース)を事前に読み込んで、もう一人のペアと書いてある役になりきって交渉を進めていきます。これまでのケースだと中古車の販売の交渉で、買い手である小児科の医師と売り手のディーラーになりきり、値下げの交渉をしたり、住民と工務店での揉め事などがありました。交渉の時間は、教室の中ではなく、それぞれのペアが好きな場所に行って行うことができ、時には鴨池の近くの芝生で、時にはラウンジの椅子でなど、とても自由度が高く毎回の交渉の時間が新鮮です。

サイクルの2週目では実際の交渉の結果を共有し、履修者全員で討論を行います。どんな戦術を使ったか、どれほど値下げに成功したか、はたまた交渉が決裂してしまったかなど、出てくる意見は多種多様です。その討論の後、総括として教授による講義が行われます。この事例では何を重要視すべきか、ビジネスにおいてはどう応用できるか、などケースを踏まえての話なのでとても理解しやすいものとなっております。

このように非常に満足度が高い授業なのですが個人的な不満的も幾つかあります。それは、この授業は討論の週に次のケースの紙が配られるため、その週に出れないとケースが入手できず、次回の交渉に参加できなくなってしまいます。つまり、一度でも欠席してしまうとサイクル周期的に詰む仕様になっているのです!!ガイダンスで2回以上欠席すると単位はあげないとも言われております。そのため、毎週金曜日の朝は絶対に遅刻をすることができないという、緊張が自分の中で走っております。果たして僕は遅刻を一切せずに単位を無事に取ることができるのでしょうか?!乞うご期待です。

加えて授業資料を一切ネット上に上げてくれないという点もプチ不満点です。復習ができず、自分のメモだけが頼りとなります。講義中に寝てしまったら終わりです。上げてくれてもいいのに、と思ってしまうのは自分だけでしょうか。きっと同志が教室内にいるはずです。


この授業において、正解なんてものは存在していません。
履修者ひとりひとり違う結果に出会い、結果至るまでプロセスを楽しむことがこの授業の醍醐味なのではないでしょうか

こんな特殊な授業を受けれるのは慶應でもSFCだけであると思います。
SFCはよく陸の孤島である、だとか変人しかいない、などと揶揄されることが多々ありますが過ごしてみれば都です。(周期的に来る養豚場からの臭さを見逃せばの話ですが)
みなさんも、刺激あふれる授業を受けにぜひともこの素晴らしいキャンパスで過ごしてみませんか?

拙い文章でしたが、最後までお読み頂きありがとうございました。


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