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玉名横島干拓~有明海から生まれた広大な農地~旧玉名干拓施設・菊池川流域日本遺産(熊本県玉名市)

海から生まれた広大な農地

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菊池川の河口・有明海沿岸に広がる玉名市南部の田園地帯。この一帯は、遠浅の海・有明海を干拓して海から生まれた土地。

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玉名では、加藤清正以来、江戸時代から有明海の干拓が行われ、400年で75カ所もの干拓地が築かれた。現在は広大な農地となっている。菊池川河口の海岸線は、断続的な干拓により約5㎞移動している。

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海の万里の長城「旧玉名干拓移設」

延々と続く石積みの堤防が目を引く。明治時代に造られた干拓堤防などの「旧玉名干拓施設」は国の重要文化財に指定されていて、菊池川流域日本遺産の構成文化財でもある。5km以上にわたり続く堤防は、高波から農地を守る「海の万里の長城」と呼ばれ偉容を誇っている。

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明治時代築造の干拓堤防・樋門「旧玉名干拓施設」は総延長5.2kmにも及び、明治から昭和まで第一線の堤防として広大な農地を潮害から守ってきた。

国指定重要文化財「旧玉名干拓施設」
https://city.tamana.lg.jp/q/aview/404/107.html

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イチゴ・トマト・ミニトマトの一大生産地

有明海から穏やかな潮風が吹く、イチゴ・トマト・ミニトマトの一大生産地として知られる。40年以上続く「いちごマラソン」とイチゴで有名で、ミニトマトの生産量は日本一を誇る。

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遠浅の海・有明海の干潟

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玉名いだてんマラソン・横島いちごマラソン

干拓地は日本マラソンの父・金栗四三のふるさと「玉名」で開催予定だった「玉名いだてんマラソン」と「横島いちごマラソン」のコースになっている。

干拓地の田園地帯、菊池川沿いを走る玉名いだてんマラソンは、高低差がほとんどなく走りやすいコース。東側には大河ドラマ「いだてん」にも登場した金峰山や二ノ岳・三ノ岳があり、海の向こうには雲仙普賢岳がそびえる。


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