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新型特急車両HC85系に乗る
というわけで満を持して。
帰路は新型車両のHC85系というハイブリッドカーに乗りました。
鉄道車両のハイブリッドカーはすでに何車種かは出ているのですが、このHC85系は国内のハイブリッド仕様の車両の中で、初めて120km/h運転が出来る営業車両として量産されたものとなります。他線のものは普通列車としての運用か、観光列車としてローカル線をのんびり走るもののが主流となっているので、ある意味ガチンコの特急列車に使うものとしては確かにお初のものといえそうです。
先輩にあたるキハ85系は2台のエンジンを1両に搭載して、そのパワーでもって高速運転や勾配区間を力強く登り下りする車両としているのですが、今回のHC85系はそのレベルの駆動力を1台のエンジンと台車に搭載した2台のモーターで叩き出す。単純に言えば、エンジン台数半分でそれまでの実力を出せるということになります。
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実際に乗ってみると、特急車両というだけあってエンジンの音や振動はそんなに大げさには感じない。ただ、他社のハイブリッドカーと比べると結構エンジンが動いている時間が長いなあとも個人的には感じました。
その感覚は車外でもリアルで、列車が動き出した最初の数秒こそインバータ機器からもれる音がキーンと聞こえるものの、それを見事にエンジンの駆動音が塗り尽くしてくれるという展開に。
なので、車番こそクモハやモハという電車と同様の名称にはなっていますが、動力源そのものはやはりディーゼルなのだなあと感じた次第でした。
ともあれ、30余年の時を経て世代交代が進む高山本線の特急列車。ほどなくして南方の紀勢本線方面にも進出するらしく、今後の発展が楽しみです。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。
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