ユーミンのライブへの想いにサービスの真髄をみた
先日観たテレビ番組から得た収穫。
松任谷由実さん、つまりユーミンにあれこれインタビューするコーナーで出てきた話題がどれもなかなか唸るものであったのですが、そのなかで「おおっ」と声に出るほどに効いたのが、ステージに立つときに心がけていることが
ライブに来ていない人にどれだけ届くか
なのだと言うのです。
会場に来ている人にはしっかりサービスできることを、そうじゃない人に届くエネルギーでサービスする。
そこではたと感じたのが「サービス」。英語だとservice。
日本語だとお金を払って受け取るもの、的な印象が強いこの言葉ですが、英語だとこのような意味合いを持ちます。
ジーニアス英和辞典によると、
①[客に気を配ること・もてなし]
②[業務・事業]
③[値引き・おまけ]
④[奉仕]
⑤[サーブ]
という分類がなされています。
そしてその動詞に当たるserveは、
[動] (他) ①〈食べ物〉を出す ②〈人数〉分である ③応対する
④〈必要・利益・目的〉にかなう;役に立つ
⑤ⓐ必要を満たす ⑤ⓑ供給する
⑥〈人・神・組織・国など〉のために働く;仕える ⑦務める
(自) ①役立つ;効果がある ②勤務する
というふうに、対応する、届ける、役立つといった意味合いを含む語句であることがわかります。
この場面での主な意味合いとしては[客に気を配ること・もてなし]が最も近いものと思うのですが、それは単に目の前の対象となる人や集団だけが相手となるだけではなく、そこにいない人や集団ともそれを共有する・つながることも慮ることができる。そういったことに今回のやりとりで気づくことができました。
日頃のふるまいや仕事での姿勢も、このような心がけで臨むことで、相手はもとより、少しばかりでも自分自身のクオリティをも上げられるような気がしました。
他にもいろいろな気づきがこのコーナーではありましたが、それはまた別の機会にでも。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。