公示・告示期間だけ政治ツウな方
フシギなもので、20代のころはあまりピンとこなかったのに、ある程度社会人なりのつながりができてくると見えてくるものがあります。そのひとつがお題のハナシ。
選挙の話題が公式になると(一部組織は出来レース前提でフライングするのが筋だと思っているようですが)、俄然連絡をよこすグループがあります。いつもはSNSの既読すらつかないのに「元気ぃ?」よろしく近況伺いもなく、「こういうすごく熱心に活動している人がいるんすよ」と切り込んでくる。すさまじい集団になると投票日当日でも「わかってますよね?」よろしく名乗りもしないでグループ名を押し込んでくる。←アカンヤツ
正直なところ、ただ単にこの集団と付き合うことに関しては、あまり自分は気にしていない(文字通りの意味で)ところがあります。知己個人としては掛け値なく”いい人”もたくさんいて、いろいろお世話になる場面もあるし、相互で役立つ縁でもあるしで、それはそれでいいと考えています。
ただね。
本題はここにあります。「選挙が終わるとこれまた俄然『フツーのひと』になる」のは何やねん、というハナシ。
身内に近いところにもいるので、あまりやいのやいの言いたくはない(実は大学出て間もなしに面と向かって言ったことはある)のですが、SNS上でもいるのですよ。この向きが一定数。
しかもその一定数のうちの相当数が、前述したとおり「日ごろは何のアクセスもない人」なもんだから、こちらの立ち位置を考えずに突っ込んでくる。
おそらく先方は「啓蒙活動」のつもりで垂範されているのだと思うのですが、一定の立ち位置を確立している人間に対しては、それなりの物言いってあると思うのです。
だって、もともと視野が開かれている眼球を持っている人間に散瞳剤を投薬したらどうなるかぐらい、それだけの見識や慧眼があるならご存じでしょう? 眩しすぎてしゃあない。
だけどたぶん、見えていない。その向きには。
小さないち有権者の願いです。お願いですから、公示・告示期間だけ「政治ツウ」になるのはご勘弁願えますか。そこまで熱弁をふるうなら、そこまで推しの人がいるなら、日頃からそれなりの見識で接していただきたい。
ちなみにこちらは、日頃からそれなりの見識を持つようにはしていますが、それをやいのやいのを吹聴するのを是としておりませんし、意見を求められても一方の肩を持つような話はめったにしません。あしからず。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。
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