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学びの修正は早いほどいい

3学期制の学校ではそろそろ1学期の期末試験の時期が近づいている頃かと思います。
実はこの時期、中学受験の勝ち組となった戦友の中で、数年に1人ほどではありますが、中学校での学習がうまくいかずに相談を受けたり、対策授業を組んだりすることがあります。

この時期以外に多いのは10月下旬から11月はじめ、つまり2学期の中間試験の結果が出たところで相談を受けるパターンなのですが、1学期の期末前と2学期の期末前の相談内容を比較すると、明快に異なる状況として見えてくるのが「不振となっている教科の落差」にあります。

中学校で過ごしている時間が後者の場合は前者と比べて相対的に長いのだから当然だと思う向きもあるかと思いますが、それどころではない背景もあります。いくつか考えられる要素の中で、塾や予備校でフォローできるものは不振分野の洗い出しと再定着、それから自ら不振状況から抜け出せるような好循環に向けてのノウハウをあたえることなどがあります。
これが1学期の時点で見えている場合は立ち直りも比較的早く、うまくいけば夏休みに入るまでに修正できることも多いです。一方で2学期中間試験の後となると、入学後半年を経過している分だけ、取り戻すために必要とする学習量も多くなる場合があり、仮に本当の導入の部分で躓いていることがわかった場合は文字通り最初から積み上げ直す必要が出てきます。そうなると2学期期末試験に間に合わせるのはかなり難しくなり、学年末試験つまり3学期で取り戻せるかどうかという展開になることも考えられます。

どの教科も小学校と中学校では求めているものが異なりますし、それゆえに授業の展開や考え方も大きく変わるものがあります。その変化に順応できずに伸び悩んでいることもあり得ますので、1学期中間で所期の成績が出ていない状況にあるのであれば、通っていた塾などに相談してみるのもいいかと思います。

夏休みにはクラブ活動も本格化して、復習や再定着が充分でないまま2学期に突入することも考えられます。とりわけ今年(2023年)の中学1年生は小学校高学年(5・6年)の間に充分な校外活動やからだを動かす機会が限られていたメンバーですので、中学校での部活動にしっかりついていくのが想像以上に大変という人もでてくるかもしれません。無理のない夏休みを過ごすためにも、余裕のある学習計画や学習環境を模索しておくとよいでしょう。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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