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カラフルな東海道線沿線の中小私鉄

先月(2024年7月)に東海道本線を西進しながら沿線の中小私鉄にいろいろ乗る旅をしてきました。

その時に乗った路線の紹介をしたなかで、あえて触れてこなかった共通点がありました。
それは、どの路線もさまざまなカラーリングの電車が走っていること。
いちおうどの路線にも基本となる色の設定がある(もしくはあった)のですが、ここ10年ぐらいの傾向として、形式は1種類や2種類であったとしても、編成によって色が異なるというのが多数を占めるようになってきています。

今回乗ってきた路線を東側から順に並べてみました。
まずは伊豆箱根鉄道大雄山線。基本はステンレス車体に青帯。

1本だけある鋼製車体の編成は天狗をイメージした塗装に。

大雄山線の天狗電車

当日乗った編成はミントグリーン(愛称はミント・スペクタクル・トレイン)でした。

大雄山線のミントグリーン色の車両

岳南電車は基本となるのがオレンジ色(インターナショナルオレンジ)に白帯。乗っていた電車がステンレス車体にブルーグリーンの組み合わせで、こちらは前の所属路線であった京王井の頭線をイメージしたもの(表題写真の右側の車両)。

オレンジに白帯が岳南電車の標準色

静岡鉄道はステンレス車体の無塗装であることを活かした運用が定着していましたが、世代交代で新たに投入された車両は編成ごとにテーマカラーが異なる設定となりました。

7種類の色が採用されていますが、編成の中には広告ラッピングが施されているものもあるため、もっと多くの種類があるようにも感じられます。

緑色がベースの編成
前面が銀色と黒のものは広告ラッピングを側面で展開

遠州鉄道は愛称を「赤電」というだけあって、基本が赤に白帯となるのですが、こちらもさまざまなカラーリングの編成を見つけることができます。

この時に乗ったのは広告ラッピングのもので、赤がベースの車両と桃色がベースの車両による編成でした。

帯の位置はほぼ同じだけどベースが緑色
80周年を記念して虹の装飾が施された編成

豊橋鉄道も編成ごとに色が異なる仕様になって、けっこう期間が経ちます。

編成ごとに植物をテーマとしたカラーリングが施されており、今回乗ったのは「菊」をテーマとしたものでした。

1番編成は「ばら」がテーマの赤い電車
100周年記念で開業当時の塗色である緑色を基調とした編成も

どの色の電車が来るかが気になる乗客もいるようで、日常の中でのちょっとした変化が楽しめるというのも、いいものですな。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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