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「習うより慣れろ」の考えどころ
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、とよくいいます。
そして、案ずるより産むが易し、とか習うより慣れろ、ともよくいいます。
案ずるより産むが易し、についてはわかるところがあります。
確かに「どーしよーかなー」とかばっかりで行動に移らなければ前進はないし、やってみれば糧になることが明らかに多いですから。
そこをいくと、習うより慣れろ、についてはちょっと考えどころがありまして。
考えなしにとりあえず手を付けるだけだと、それが有効でない着手であれば結構ムダというか、遠回りしてしまうことも多々あるものです。
もちろん、その遠回りが糧になることもあるので、単にムダと断罪するのは早計でもあります。
では、「習う」と「慣れる」のバランスはどこに置くか。
「習う」はあくまでも経路を短くするための糸口探し。つまり、「慣れる」ためのベクトルを得るための手続きとすること。もっと言えば、「習えば」いいというのではなく、何を「習う」のかを明確にしておかないと有難みがない、というほどのことです。
そして、「習った」ことをベースとしてあとは身につけるべく「慣れる」ように経験を積む。もしくは一定の水準まで鍛練を重ねる。
つまるところ、最終的に「慣れる」ためには、それなりの回数や実績、完成度を求めつつ、めざしやすい目標を立ててことにあたる必要があるようです。
表題の画像は、今年度(2022年)から本格的に運用を始めたパワーポイントの授業用スライド。作り始めこそ1ページ完成させるのに10~20分かかっていましたが、1ヶ月ほど経って30~40ページ完成させた現在は1ページで1、2分あれば完成に至ります。うまくいかないストレスもほぼなくなり、かなり先行してストックを増やせるようになっています。
学校や受験の勉強に限らず、日常の仕事・業務でもこれはあてはまるということになりそうです。
あとは継続は力なり、を信じて、慣れを高い品質に高めていければ、よりよさそうな感じがしています。日々、進歩ですな。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。
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