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そんな気が、していた

さきの週末、東海道新幹線に3度ほど乗ったのですが、そのうち静岡からひと駅だけ乗った「こだま」がN700系でした。
東海道新幹線の電車って、どれもN700系でしょ?というところなのですが、自分としてはちょっと異なった事情があって、これから乗ろうとする列車について、東海道・山陽新幹線に限り編成の番号を確認することにしているのでした。

このときやってきたのはX36編成。N700系のなかでも現在では最古参の部類に入る編成でした。
東海道新幹線の車両はデビューしてから引退するまでの期間がおよそ13年と群を抜いて短く、実際に300系の1992年、700系の1999年、N700系の2007年と7~8年ごとに新形式が立ち上げられ、これらが4~5年かけて次々と製造されては入れ替えられていくという歴史が繰り広げられています。

このX36編成は2009年頃に落成していると思われるので、今年(2024年)となると14年経過している。ということは、この編成もそろそろ引退なのかなあと思いながら15分弱の高速移動を味わいました。

そしてこの編成はとある筋によると、数日前に実際に運用を離れたということでした。乗ったのが7/20(土)だったので、まさに最終段階のおつとめだったようです。

JR東海が製造したN700系は試験用のX0編成を含めて81本あり、最終編成はX80となります。80本目の編成が営業を始めたのは2012年頃、初代のぞみの300系が引退した頃のこととなります。

そこから13年となると、翌年2025年がその時期になることから残り40本ほどあるはずのN700系もあと数年で姿を消すことになります。JR西日本では500系の引退が正式に発表されましたが、その2世代あとにあたるN700系も同時期に消えることを思うと、新幹線の車両の移り変わりはほとほと早いものだなあと感じたところでありました。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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