【一曲一筆-7】Kiss & Cry
今度は一気に若返り平成どっぷりモードへ、と。
宇多田ヒカルの楽曲から「Kiss & Cry」をご紹介。
彼女が紡ぎ出すメロディーと詞って、キャリアを超えたしっくり感がデビュー当時から感じられるところがあって、シングルが出るとレンタルではあるものの欠かさず聴いていたところがあります。
その中でもこの曲は詞の内容や曲調がとりわけお気に入りで、ここで取り上げた次第であります。
で、この曲は実を言うと「紅白では歌われない曲」なんですよね。
シングル曲とは言っても1曲目ではないので前面には出にくいとはいえ、この曲の歌詞の関係で先のような設定が成立してしまう。
はい、実はこの曲には「カップヌードル」が登場します。
これは言わずと知れた日清カップヌードルのこと。
(実際に「♪今日は日清カップヌードル」って出てくるw)
ご存じの方も多いと思うのですが、紅白を始めとするNHKでは(もちろん日本放送協会のことで日本発条株式会社ではなく)特有の商品名を流せない制約があります。
それでもこの曲を、となった場合は該当部分の歌詞を変更することになるのですが、これがいろいろな展開を生み出すわけですね。
知っている範囲でざっと書くと「クレパス」を「クレヨン」にしたり
ハミングでごまかしたり、犬の鳴き声をかぶせたりとか。
そういった角度から楽曲を楽しんでみるのも面白いかも、と。
それでは次回をお楽しみに♪
<データ>
■曲名-Kiss & Cry
■アーティスト-宇多田ヒカル
■作詞-宇多田ヒカル
■作曲-宇多田ヒカル
■編曲-宇多田ヒカル
■時間-5:05
■発売日-2007年8月29日
<一曲加筆>
traveling
2001年の楽曲。PVが曲のイメージを大きく拡げた好例だと思います。
この曲独特のスピード感もさることながら、結構歌詞もお気に入り。
Bメロの1・2それぞれに平家物語の一節が入っているところが、世界観を創り出すのにちょっといいスパイスになっています。