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なぜ挙って同じものばかり追い求めるのか
今年2022年も半分と少しが過ぎて、世の中もあれこれ目まぐるしく止めどなく変化を重ねているわけですが。
かれこれ半年間、国際情勢も国内事情もいろいろな角度から眺めていけば結構大きな変化があることを、ほぼ大多数の人々は感じていると思います。
ところが、どうでしょう。
テレビはもとよりインターネットのタイムラインを埋めるヘッドラインは、どのチャンネルやホームページを開けてみてもホント限定的。
大陸の向こう側で起こっている大変なできごとや、冷え切った北の海域で散った数多の命の消息。円安に伴う物価の上昇に、エッセンシャルワーカーと呼ばれている方々のご苦労など。ことごとく隅の方に追いやられてしまっています。
スポーツの世界もまたしかり。少しばかり調子が良い“マスコミ推し”の特定の選手ばかりが露出され、それ以外は「ほか」にすらならない。そりゃあ注目度の違いはあるでしょうし、裾野まで視野を広げれば限られた枠内で多くの情報を載せないといけないのはわかります。ただ、見るところを変えたところで同じテーマや同じ人物の情報を流されても、それ以上の情報獲得には何一つ寄与しないのです。
これだけ多数の選択肢(チャンネルやwebページ)があるにも関わらず、ゴルフやフィギュアスケート、卓球の選手は2~3人しか出てこないし、コメンテーターも数十名は少なくともいるはずなのにヘッドラインを賑わせてているのはやはり2~3人。MLBで活躍する日本人って両手に余るほどいるはずなのですが、こちらも2~3人。
そりゃあブレない人はテレビや新聞、SNSすら見なくなるわさ。ごもっともですわ。
多様性がどうのこうのと御託を並べるのはいいですが、その多様性とやらをバッサリ排除しているのは、いったいどなたなのでしょうね。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。
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