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1日フリーきっぷを使ってことでんに乗ってきた
さきの青春18きっぷ(3日間用)を使って四国に渡った目的のひとつは、琴電(ことでん)の乗りつぶし3周目でした。
ことでんは高松琴平電気鉄道の略称で、基本的に一般的な案内は「ことでん」で統一されています。高松築港や瓦町を扇の要とするように、琴電琴平とを結ぶ琴平線と、長尾とを結ぶ長尾線、そして琴電志度とを結ぶ志度線の3路線があります。
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琴平線と長尾線は高松築港から乗れますが、志度線は瓦町で乗り換えとなります。
今回は琴電志度から志度線に乗り、瓦町で乗り換えて高松築港へ。折り返して長尾線に乗って長尾で折り返し、瓦町で琴平線に乗り換えて琴電琴平へ抜けるルートとしました。
志度と長尾の間は本数は限られるものの、コミュニティバスが運行されているので、うまく組み合わせることができれば志度線と長尾線は片道ずつの乗車でめぐることができます。また、高松と琴平、志度の間は予讃線・土讃線と高徳線のJR線もあるため、これらを組み合わせて利用することもできます。JRとことでんを両方利用できる「ことでん・JRくるり~んきっぷ」という企画乗車券もあります。
それでは簡単ではありますが、乗った順にまとめておきます。
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志度線は日中、約24分間隔の運行。名古屋市の地下鉄からお輿入れした中型の電車がことこと走っています。ことでんの3路線のうち、海沿いを走る志度線は車窓の変化がなかなか楽しい路線でもあります。
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瓦町に着いてから乗り換え通路を通って高松築港ゆきの電車に乗り換え。琴平線と長尾線の電車がそれぞれ異なるホームに入ってくるので、ホームに降りる前に確認しておく。
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高松築港駅では胴回りが黄色の琴平線と、胴回りが緑色の長尾線が出入りするので、行先によって乗るホームも分かれています。これから長尾線に乗ることになるので、胴回りが緑色の電車に乗ります。
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長尾線は日中およそ24分間隔で、写真のようなもと京急の電車や、志度線と同じく名古屋からやって来た電車が活躍しています。
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瓦町へ戻ると、琴平線の電車は日中15分おきに琴電琴平ゆきと一宮ゆきの電車が交互に走るダイヤとなっており、折しも直近で来るのは途中までの一宮ゆき。そこで駅前のうどん屋さんに入ってきつねうどんをぞぞーと啜る。
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腹ごしらえもできて、琴電琴平ゆきを待ちます。
やってきたのは長尾線で乗ったのと同じ、もと京急の電車。
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琴平線は写真のようなもと京急の電車や京王の電車も走っており、昭和後半や平成初期に東京周辺で生活したことがある人であれば懐かしく思うかもしれません。内装は大きくは変わっておらず、天井の扇風機もそのまま活用されています。
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高松築港から1時間ちょっとで琴電琴平に到着。JRの琴平駅との間は徒歩5分ほどの距離。金刀比羅宮への参道へは、JRよりもことでんの方がその分だけ近い。
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このあとは金刀比羅宮へ向かい、石段を登り下りしてきて、JRで本州へ抜けています。
ことでん沿線には、さぬきうどんのお店が徒歩圏内にたくさんあり、食べ歩きも充分楽しめます。香川県内の八十八か所めぐりや温泉につかるなど、いろいろなことでんの楽しみ方があります。
1日フリーきっぷは大人1,400円、JRとセットのくるり~んきっぷは大人2,200円です。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。
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