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名古屋ガイドウェイバスに乗ってきた
中部地方には、そこ唯一という乗り物があちこちにありまして。
そのうちのひとつ、名古屋ガイドウェイバスに乗ってきました。
大曽根と小幡緑地の間を結ぶ路線で、愛称は「ゆとりーとライン」。見た目は高架道路を走る路線バスそのもので、利用のしかたも路線バスそのもの。他の路線バスと違うところがあるとすれば、利用者的には入口の整理券発行機や交通系ICカード読み取り機が2台ついていて、乗るときに少しばかりスムーズなところぐらい。
ところがこれ、運転士の側からすると大きな違いがあります。
このガイドウェイバスは鉄道の一種として取り扱われていて、実際にこの区間を運行するバスはハンドル操作が不要。なので運転士はアクセルとクラッチ、ブレーキの操作のみで運転することになります。運転最高速度は時速60km、経路上の曲線では制限速度が設けられており、当該区間はもちろん指示された速度で進行、制限解除後は再び加速という、まさに列車の運転と同じように操縦していることがわかります。
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平日朝は最小間隔が2分おきとなり、多くの利用者をさばくようになっていますが、日中は高蔵寺発着が30分おき、その間を埋めるように志段味方面発着が10~20分おきに走ります。これが組み合わさって10分おきのダイヤとなるのが基本となっています。
小幡緑地駅から少し歩くと、ガイドウェイバスの通路と一般道路との接続点があります。外から様子を見るのは少し難しいので、同じ乗るのであれば小幡緑地駅以遠の停留所を目的地にして利用してみると、普通のバスとの違いがよりよくわかるかもしれません。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。
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