乗りたい列車がない!そんなときは
乗らなけりゃいい。では元も子もあったもんじゃありません。
ここで言いたいのは、ここ数年で百花繚乱のごとく各地で増加している「観光列車」系の列車のハナシ。
季節感がある列車であればこの件、けっこう話が早い。春や秋には走るけど夏や冬には走らないとか、冬を満喫するためのものだからそれ以外の季節には設定がなかったり、フツーの列車として多客輸送に徹したりするとか、想像が付くものも多数あるのです。
ところが、その車両や路線そのものに着眼した列車だとこうはいかず、設定は年中あるようにも見えるけど、たまたまある週だけ設定がなかったりとか、車両検査の都合だとは思うのですが2~3週間ばかり空白があったりとか、そういうのがある列車も散見されるようになりました。
その車両そのものが目的であれば、ある週だけ設定がない場合は別の路線を走ったり、企画型ツアーのキャストにしれっと特別列車として加わっていたりするのでそれに乗っかればいいということになるのですが、その路線が目的になった場合は、たとえ車両が別のものでも走ってくれれば利用することはできるのに、代わりの車両がないものだからまるまる運休という扱いになってしまうと、これはもう予定を運行日に合わせ直すか、別の旅程を再構築するしかない。
観光目的そのものであるならば、それはそれでしゃあないところはありますが、移動手段として捉えると、あったりなかったりするというのは、予定こそ先に提示されてはいえども、それで制約が大きくなるのは何だかなあと思うところもあるのです。
まあ、そういった条件を加味して旅程を組むのも、旅人スキルを上げる好機と捉えれば、それもそれでよい。もしかすると、それがきっかけでさらに充実度の高い旅程が見つかるかもしれませんのでね。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。