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「書」の筆順

国語の授業で筆順について問題を解き、
その答え合わせをした時にちょっとした議論が起きました。

「『書』の縦画は何画目か?」

正解は図の通り6画目。……ただ4画目では?という意見も出てきました。

というのは…………筆順にはある程度の法則があるんですね。
今回の場合だと「突き抜ける縦画」と「突き抜けない縦画」の扱いです。

原則は下記の通り。

・突き抜ける縦画は最後に書く。
  例:車、申、挿など
・突き抜けない縦画は串刺しにできる部分を先に貫いて、残りを書く。
  例:重、里、勤など

とすると、「書」の場合は縦画が突き抜けているわけではないから、
図の番号を使うと、①②③⑥④⑤と書くのが通例になるはずですね。
でも順序は①→⑥で正しい、となります。

で、調べてみました。

「書」の成り立ちを調べてみたところ、どうやらこの漢字は
「筆」と「者」の2つの漢字を組み合わせたものなんだそうな。

ということは、今回の部分については
もともとは「筆」だったことになるので、
この字の筆順は…………もうわかりますね!

ルーツをたどるとその意味が分かる、まさしく典型だったというわけです。
筆順的には例外的な扱いとなってはしまいますが、
字の成り立ちを考えると、なるほど!と理解できます。

やっぱ、まだまだ勉強ですな。
それでは、次回の投稿をお楽しみに!

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