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2024年冬発売版青春18きっぷを使ってみた(後編)
(前編)はこちら↓
とにもかくにも悪評高くなった(?)青春18きっぷを、業界の人間としてはありえないこの時期に使ってみました。今回は新設定となった「3日分」のものを購入してみて、有意義な使い方ができるかどうかを踏まえて、旅程を組んで実行したのが下記となります。
【day6】ことでん行脚&八栗寺・金刀比羅宮参拝
奇しくも前編と同じく、初日は四国へ渡る展開となりました。ただし、行先は香川県の志度。
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高速志度バスストップで下車して、琴電志度までトコトコ歩く。志度線を八栗まで乗って、さらにケーブルのりばまでトコトコ歩く。
八栗寺に参拝してケーブルで下山、瓦町まで乗って高松築港へ。そのあと長尾線に乗って1往復して瓦町駅の近くでうどんをぞぞー。
琴平線に乗って琴電琴平まで行けば、ことでんも全線乗ったことになります。
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金刀比羅宮へも参拝することができて、あとは土讃線の琴平駅まで戻る。うまくいけば所定の1本前の普通電車に乗れる。
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琴平からは坂出まで出て快速マリンライナーで岡山へ。ここで急げば「こだま」に乗れるけど、それに乗ったところで相生で待ち受ける電車は岡山からやってくる短編成の普通列車なので、座れないとこの日の旅程ではけっこうこたえる(琴平駅時点で20000歩を目前にしていた)。
そこで30分待って岡山始発の「ひかり」で相生をめざすことに。これだと相生で間もなく新快速がやってくるので、ほぼ着席確定で帰阪できる流れとなります。
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帰阪は諸事情あって80分以上遅くはなりましたが、おおむね好調となるおでかけでした。
[day6の釣果]琴平→岡山・相生→大阪市内など4,250円分
【day7】愛知県クイックターン行脚
明けて2日目は東へ針路をとります。朝イチの新快速で米原へ、乗り継いで大垣、さらに新快速で豊橋へ向かって昨夏に花火大会とかち合って繰り延べにした市内電車に乗りに行きました。
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豊橋鉄道の市内電車は駅前と赤岩口を結ぶ系統と、駅前と運動公園前を結ぶ系統が交互に走るのが基本となっています。この2系統は終点1つ手前の井原で直角三角形の2辺を形成するように分かれていきます。
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運動公園のそばと住宅街を抜けると、自分の足で10分ほどでもう1つの系統の始終着点となる赤岩口停留所に行くことができます。両系統の運転間隔は7~8分間隔なので、折り返し時間を加味すると、早歩きで歩くと何とか乗り継げる距離となっています。
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豊橋駅では5分の接続で新快速に乗り換え。名古屋でいったん下車して、こんどはあおなみ線へ。
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金城ふ頭まで乗り通して今回は素直に(?)名古屋まで戻る。これで乗り継げる快速は大垣でちょうど米原ゆきに接続するありがたいダイヤ。しかもその先は日中1時間に1本のみとなっている新快速がつながるので、快調に帰阪できるパターンとなります。
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この日は帰阪後に戦闘の予備枠を設けてあったのですが、年末の消化が順調だったので振り替えなしとなりました。
[day7の釣果]大阪市内ー豊橋往復。9,590円(復路は名古屋で下車)分
【day8】所用で米原往復
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2日でほぼ額面分は乗ってしまっており、しかも昼から戦闘もあるというのに、連日で同じような旅程を組む体たらくはなぜ成立したのか。
それはこの日付とその目的にありました。
ちょうど1ヶ月後に使う予定の企画乗車券で、JR東海エリアでないと購入できないものがあるので、それを購入するために大阪から最寄りとなる米原駅まで足を運んだ次第でした。
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指定券の類いは1か月前の10時からの発売となりますが、それ以外の乗車券類は窓口や券売機が動いていれば朝方でも購入できるということなので、朝駆けとなった次第でありました。
[day8の釣果]大阪市内ー米原往復。4,290円分(往路と復路で発着駅が異なる)
これで3日分をまとめると、4,250+9,590+4,290=18,130円となり、額面を大幅に超える使い出となりました。
目的はいろいろあったものの、うまく旅程を組み合わせることで活用はできそうだというところかと思います。
さて、2025年の春や夏の発売はあるのでしょうか。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。
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