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長崎のYC1に乗ってきた

「やさしくて、ちからもち」なハイブリッド気動車、JR九州のYC1に乗ってきました。
長崎を中心に、長崎本線の諫早あたりと大村線全線、佐世保線の一部を走る車両で、2両編成を基本に3両や4両にもできる構成となっています。
出入口は片側3か所で車内はロングシートが基本なのですが、トイレ付きの車両はトイレ部分と機器室の床面積が大きい関係でドア間2か所のうち1か所は通路扱いとなって座席がなく、短距離利用が中心といえる構成とお見受けしました。

画角の右側がトイレ・機器室スペースとなっている

走行性能としてはさすが2020年代の車両というだけあってキビキビ走るイメージ。走り始めは静かで、加速をつけたいときや高速域を維持したいときはエンジンがゴロゴロ動くという、ハイブリッド車ならではの挙動が楽しめます。

車両の端には1組だけではありますが2人向かい合わせの4人がけボックスシートがあり、うまく空いていればグループで景色を楽しむことができます。
出入口の段差がないことにより乗降もスムーズになっていますが、ドア横のボタン操作については勝手がわかっていない利用者もいろいろいるようで、ワンマン運転で運転士のいる車両のみしかドア扱いをしていないのに気づかず、後ろの車両の機能していないドアボタンをゴリゴリ押していて前の車両まで来るよう促されている場面も、いくつかの駅で見かけました。

これらの取り扱いはYC1が走るようになってから何度か変更が加わっていることも関係しているようですが、車両から流れる放送や駅の掲示などを確認することで、利用者側もスマートな対応ができるのではと思いました。

これからもさらなる改良と充実度を高める手入れを進めて、よりやさしい車両となることを期待したいと思います。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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