小学校で習う漢字を少し掘り下げてみる(1)
日本国内で使われる漢字の総数はざっと10000字以上あるといわれます。
(異体字や俗字も含めて、なので実際はもっと多いかも)
その中でも一般常識だろうと思われる「小学校で習う漢字」のこと、
みなさんはどのような知識をお持ちでしょうか?
2020年現在、小学校で習う漢字の数は1026字。
長らく1年80字、2年160字、3・4年が各200字、5年が185字。
そして6年が181字で計1006字だったのですが、近年変わりました。
20字の増加は4年への追加によるもので、都道府県名に用いられる漢字が
中学校以上の配当から学年を下げたかたちとなりました。
これとは別に5・6年から下げてきたものもあるので、
結果的に4年の配当漢字は単純に増やすと25字増えることになりました。
ただ、これではもともと多い4年の配当がさらに多くなるため、
4年から5年に21字、6年へは2字を移して202字の配当とし、
5年から6年へも9字を移すことで、5年が193字、6年が191字の配当と
バランスを整えたかたちとなりました。
どのように漢字の配当が動いたかは学研のwebページ(移行措置情報)に
詳しく載っているので、詳細を知りたい方は参考にしてみてください。
学研の移行措置情報/小学生 国語
次回はまた少し日を空けて、この配当の妙について私見を述べます。
なかなか奥が深いこの世界、お楽しみいただければ幸いです。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。
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