ライブ感。それが堪らん。
ライブハウスに足を運んだのがまさしく、4年ぶりか。
数千人が入るハコやスタジアムなどは1、2度足を運んだものの、それ以外のいわゆる“生”の音楽はオンライン同時配信での参加となったものが両手と片足の指ぐらいとなっていました。
ライブハウスで無観客にて慣れない空気感も含めて楽しませてくれたものもあれば、投げ銭やクラファンを通じてアーティストだけじゃなくハコそのものへも、ささやかながら応援したこともありました。
そんなこんなを糧にしてきたからこそ、リアルに対面で聴く演奏はもちろんのこと、舞台と客席とのやりとり(拍手や手拍子)やこらえきれず洩れる笑い声の熱量は、文字通り筆舌に尽くしがたい感慨を沁み込ませてくれました。
そして曲間のMC。「配信だとね、いつもやってる掛け合い……call & responseね、あれがないとやっぱり盛り上がらないのよ。お客さんが入ってみんなの反応があるからこそ、こっちもより盛り上がる。これがホント欠かせないことだったんだって、よくわかったよ」という内容の話を聞いて、まさに自分事のようにして受けとめていました。
ホントそう。学校や塾の授業もそうなのですよ。もちろん、オンラインでやりとりは場所を選ばずできる(環境は選ぶけどね)時代になってはいるし、ビジネスモデルとしても成立しているという点では理解できる。実際にその波に乗っかっているのも事実。
ところが、同じ空間にいるという、たったそれだけの要素がなぜこれほどまでの熱量の交流に大きな差をこじ開けているのかはただただ謎で、論理的や理知的な説明は、現時点での自分には正直できません。ただ、相違ないのは「ライブだからこそ」と言えるものがあまりにも大きいということ。それに尽きてしまいます。
ともあれ、ライブ感。ライブよ。それが堪らん。
雨のそぼ降る昭和の日のライブ。とても楽しかった。満喫いたしました。
それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。