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フォント萌え

旅の途上や街歩きをしていると、つい目にするのが看板や標識とか。
もちろん情報を得るために目を向けることも多いのですが、
実のところ、その書体に“萌え感”を抱くこともよくあります(笑)

表紙の写真は郵便局の名称を示す文字ですが、郵便局や役所の壁面や入口でよく見られる縦長の書体。
郵便局のものは俗に「郵政書体」とか「郵政フォント」とか呼ばれるようですが、独特のこう、シュッとした感じ(関西弁ですな)がいいなあとか。

他にもその書体がブランド力を持っているものもたくさんあります。

例えば前回投稿したマンホールやハンドホールの蓋。
これも場所や時代によってゴシック調や明朝体、筆書きっぽいものなど多彩ですが、いろいろ見ていくとなかなか味わいがあります。

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東京メトロも前身の営団(帝都高速度交通営団)の頃から独自のフォントで駅の掲示や車両番号の表記を形成してきましたが、類例がないゆえに「あの文字は営団(東京メトロ)のものだ!」と直感的につながるイメージができあがっているように思えます。

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一方で大阪の地下鉄の駅では、かなり数は減りましたが、俗に「ヒゲ文字」と呼ばれる切り抜き文字が並べられた掲示板が駅構内で残っています。

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一定の条件を満たす場所のうちの何か所かで見つけることができますが、ここ数年で公営から私企業に変わったことで、さらに数を減らしていくものと思われます。

同じように古さを感じながらも安心感があるのが、いわゆる「国鉄フォント」といわれるもの。国鉄の駅名標や乗り換え案内で見られたものです。

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JRになってから30余年、こちらも相当数を減らしていますが、どっこい生きてるものも九州や東北のローカル線、意外なところでは都内の地下線(地下鉄ではなく……で察しが付きますかな)で見つけることができます。

もちろん、JRになってからのものもそれはそれで味があるものですが、こういうものも更にひと世代進むと懐かしさを感じるのかもしれませんね。

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それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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