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入れておかないと出てこないぜ

日頃の学習はインプット。問題を解くのはアウトプット。

問題を解けるようにするためには、アウトプットの精度を高めていけばいい。そう考えている向きはいつでもそれなりにいてますが、ほぼ大半は“理想的結末”という名の妄想を追い求めているにすぎないのが実情です。

試験でいい点を取りたい。ではなくて、何点必要か。と考えれば、どれぐらいの精度でアウトプットできなければいけないかが見えてくるはずなのですが、そのあたりの考えになぜかいたらないようなのです。

なので、何点必要かがわかっているのであれば、それを少し水増しした実力を持てるようにナビすればいいという考え方で支援するようにしています。

たとえば、目標としている進路に到達するために満点が必要だというケースがあったとします。ところが、試験というものは哀しいかな、満点を取らないとクリアできない試験というのは実力だけではやはり足りない。えんとかうんとかいうような、どうしようもない暗陰あんいんたる要素すら巻き込んで、やっとおんの字という様相を孕みます。

言いかえれば、満点しかない選択というのは、どこかに無理や不条理があるのではないかとこちらは考えてしまう……そんな感じ。それでも満点ではないにしても満点同然、1問や2問しか落とせないケースがあるとすれば、それに対峙するしかないわけですから、それ相応のプレッシャーと闘いながら精度をとことん高めて、加圧しまくったプレッシャーの総決算を本番でぶつけることになります。

それだけの値打ちがある壁なら、ぶち抜くことができれば値打ちのある勝ちになるでしょうし、抜くことができなかったとしても、そこに挑んだだけの収穫はあるはずです。ただ、勝ちは得られなかったという事実は残りますから、その事実をいかにして自身の果実にできるかが真価を問うところとなるでしょう。

いずれにせよ、闘いに挑む以上はアウトプットだけを高望みしても、必要以上にしんどいだけ。必要なアウトプットを平常時の力量でコントロールできるようにするためには、それなりのインプットは欠かせない。そのインプットはアウトプットへ直結するもの以外にも、いろいろなちらばりの中にあるのですぜ!というオハナシでした。

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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