![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160929084/rectangle_large_type_2_c530b36c3c0fca1b71b5fab540c33e43.jpeg?width=1200)
大好きな芸人さん(すゑひろがりず)に、自分が出したテーマでネタを作ってもらえた話
それは、トレンディエンジェル・すゑひろがりず・デニスの3組による新ネタライブ「デコっぱちケバブ」でのこと。
ライブの最後に、観客から次回分の新ネタのテーマを募る仕組みになっている。
そのライブを初めて観に行ったのは8月終わり。
関東で所用があり、幕張イオンモールよしもと劇場で数ヵ月に一度行われているこのライブを、ちょうど初観覧することができた。
配信はされていないため、現地でしか観られないのだ。
ライブは、まず全員でのトーク。
そして、前回決まったテーマによる新ネタ「肝試し」を3組それぞれ披露。最後にゲームコーナー。
ライブの趣旨通り、3組の個性を存分に楽しめた。
さてライブも締めくくりのとき。「次回のテーマをお客さんから…」と出演者の方が切り出す。
このとき私は「ある特定の方」が決める、と思い込んでいた。Xで、「いつもテーマを言う年配男性がいる」と伝え聞いていたからだ。
すると、その方も定番の流れとして当てられたが、「他にある方〜」と、全体に募っている。え、そうなの?勘違いしてた!
それなら私も、何かアイディアを出したい!
他の方が当てられる中、頭をフル回転させる。
・次回が秋頃開催なので「○○の秋」的なのが先にいくつか挙がっている。それなら、逆に秋っぽくないテーマが良さそう。
・大好きなすゑひろがりずにやって頂くと面白そうなもの。見てみたいもの。かつ、どのコンビも色々考えやすい普遍的なワード。
…よし、「アイドル」!!!
素早く挙手して、当てて頂き、精一杯の声で叫んだ。
結果、「季節感がないのも時には良いなあ」と、南條さんら何名かの方に反応頂き、採用された。
や、やった!!!
と同時に脳裏に浮かんだのは、「え、次回観に来れるの…?」。
今回は別件があってたまたま関東まで来れただけで…。どうするんだ私。遠征は、単独ライブでしかやっていない。
グルグル、考えた。
ラジオやライブにおいて、自分の投稿きっかけで、トークやクイズ、罰ゲームなどが盛り上がった、と言うことがこれまで何度かあった。
自分が何もしていなかったら、その時間は存在しなかったわけで。ほんの数分だけど、大好きな方の人生の一部に関わった感覚はとても不思議で、嬉しくもなんだか恥ずかしい、こそばゆい気持ちになる。
それが、今回はネタ合わせ。きっと数日掛かり。芸人さんの活動の根幹であるネタ作りの内容が自分きっかけ。
その成果物が初めて世に出る瞬間を、見届けない選択肢は…無い!
と言うことで、迎えた11月6日。このライブのために、再び幕張へ。
掛かった諸々のコストなど知らない。後悔したくないのだ!
そしてライブは始まり、いよいよネタ披露。
すゑひろがりずの新ネタ「アイドル」!
感想。
最高!面白い!素晴らしい!大好き!
私の語彙力では表現し尽くせないほど、本当に良かった。会場の笑い声や拍手もかなり大きかった記憶。
お二人の芸風とキャラが目一杯堪能出来る内容で、しかもスピーディーに畳み掛けてくる、笑いがぎっしり詰まった濃密なネタ。
3組の実在のアイドルがネタ中に出てくるのだが、うち2組は、実はライブやイベントに足を運ぶ程、大好きだったグループ。
(その背景があったからこその、このアイディアだったかもしれない。)
それもあって、どの瞬間も楽しくてたまらなかった。どれだけ拍手笑いをしたか数え切れない。
終わったときは、感動と嬉しさで涙が滲んだ。
そして、「たくさんの人に観てほしい!寄席などの普段のライブでも絶対ウケそう!」と言う思いでいっぱいになった。
その思いは、他の方も同様だったようで。
終演後、ファン仲間の友人達も「めちゃくちゃ良かった!寄席でも観たい!」と口にしていた。だよね!だよね!
翌日、南條さんはnoteでこう触れていた。
「本番もまあ良い感じの手応え。またどこかでやりたい。」
客席のあの反応、しっかり伝わってたのなら何より。
まずは、あの場限りではなく、もう一度観たい!
そして…、寄席で披露する定番ネタになったら本望。芸人ファン冥利に尽きるとは、きっとこう言うこと。
観る度に、笑って笑って、そして泣いちゃいそうだけど、それもまた、一興。
【2024/11/9追記】
再び南條記より。
M-1グランプリの3回戦に向け、この新ネタ作りと披露が、メンタル面でプラスになったとのこと。ご本人達が楽しめるテーマで良かった。嬉しいなあ。