俺はチケットを買うぞ!!!!!!ジョジョーーーーーーーーー!!!!!!
実は、私はチケットを買っていなかった。というのも、私はイベント前から「6月18日19日はおぢばがえりをする」と決めていたからだ。この「おぢばがえり」というのは天理教の聖地(天理市・教会本部)に参拝に行くことで、自他共に認める天理教信者の玉虫にとって、絶対に外せない旅行なのだ。
天理の詰め所に泊まるという事は、外界との接続を断つということ。質素な食事を食べ、夜は22時には消灯。朝は5時半には礼拝があり、早寝早起きは鉄則。当たり前だが、パソコンの前でペンライトを振り回して雄叫びをあげたり、お手紙シーンで泣いたりなんて許されるはずもない。スマホを見るので精一杯だ。(これでも宗教界では緩い方)
そんな矢先に、有閑喫茶あにまーれが18日に4周年イベントをやる!と決まったので、私は運命の螺旋階段に飲み込まれたのだ。
私はどうすればいい。思想信条の自由と宗教の自由という権利同士の激突を胸の中に感じた。当日見れないのだったら、ライブ配信のチケットを買う理由などない。オンラインライブというのは、中継をパソコンの大画面で見てペンライトをぶんぶん振り回すから価値のあるものなのだ。
一方で、果たして俗界のイベント如きのために、神に仕える自分が予定を覆せば、神に対して嘘をついたことになる。天理教の教祖の言葉「うそとついしょ、これきらい」という言葉が、私の中を逡巡した。
私はどうすればいいのだ。
さらに追い打ちをかけたのは、ねるちゃんの配信だ。
え!!????そんなにチケット売れてないの!!?!?!!?!??!
なんだかんだ言って業界トップクラスのVtuberグループで、登録者の合計は70万人。そのうち300人くらいしか、チケットを買っていないのはどういうことだ。2年前のサンリオピューロランドを埋め尽くした、数千人のオタクはどこへ行ってしまったのだ!?
私はまずいと思った。ここでチケットを買わなかったら、一生恥を晒すことになるだろう。もし組長に逆らったら、指どころか首がPONされる事は確定的にあきらかだ。しかも皆で絶望している様子は、私の心に槍が突き刺さるほどの痛みを感じた。
趣味を取るか、宗教を取るか?私は心の揺れ動くのを大きく感じた。
もうだめだ!
私は最低の決断をせねばならなかった。
当日見れないけど!!!!だけど!!!!!
チケットは!!!!!買う!!!!!!!!!!
これしかなかった。
私にできる全てはこれだけだった。
当日エモくなれなくても、ペンライトを振って雄叫びを上げることも、感情MAXになって涙が流せなくても、我慢するしかない。
アーカイブは見れるらしいので、しみじみと鑑賞することにしよう。
私にはどちらが大事とか選べないのだから。
ねるちゃんも大事。思想信条も大事。
私はバカだから、どちらが良いとか、選べないよ。
なので、この記事を読んでいる皆さんには、声高に宣言しておく。
チケットを買いなさい!!!!!!!!
買いなさい!
そして、私の分も、楽しんでください。
私と同じくらい大きな声で応援してください。
僕にできることは、これだけだから。
頼むよ。
インターネットを渡り歩いてまだ6年、色々なカテゴリを楽しみ、「消費者」として生きています。 そんな文化の消費者の毎日思ったことアレコレを書いていきます。雑記。