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僕が部活動に行く理由

今日も1つの部活動に行きました。多い日だと2つ巡る事もあります。12月はもうすでに10の部活を巡りました。

なぜこんなにも部活を巡るのかと言いますと、学友会の活動の一つで「活動監査」という仕事です。大学のサークルを部活動として公認するためには様々な制約を受けます。活動監査はその一環で、全ての文化局(文化系の部活・同好会が所属する団体)に所属する部活動と同好会は、文化局本部の指示のもと、監査を受けなければなりません。

活動監査は、その名の通り活動が適切に行われているか、部活の備品が丁寧に扱われているかなどを調査するものです。特別な事がなければ、指導や罰則の適用などが入る事はありません。抜き打ちで活動監査をするような事は滅多にないです。特に何分間調査する、備品の内容まで詳しく見るなどのルールは聞いたことがないので、かなりゆるいモノになっています。

さて、今年は上役より大学祭の後に活動監査を行うように指示が出ていましたので、10月より各部に日時と場所の希望を取り、テキトーに被らないように12月の前半部分に全部の団体(15団体)が収まるように調整しました。

11月の定例会で各部に伝達したので、各団体には最低でも1週間前には伝わるようになっています。いつもの活動をしてる所を見るだけなので、特に団体側が準備する事などはないとは思います。

続けて適当に調査票(各部の実態を記録するもの)を作ります。これもA4 用紙2枚くらいのものです。あとでPCに打ち込む事を考えると怠いですが、大きな問題がなければ記録に残すような事はないので、速記性を鑑みて紙にペンで記入するようにしています。

あとはバインダーに記録表とペンを挟んで出発です。

準備、実施、反省まで、他の人の補助を受ける、例えば実施時に一緒に付いて来てもらうなどはありますが、ほぼ全ての仕事は僕1人で行います。準備だけして「行ってきてね」という事は、体調不良だった1日分しかありません。

僕はたくさんの部活を巡ります。

文化局本部で仕事をしていて、問題になる事は、活動の実態が見えない事です。書類上は何日から何日までどこそこで活動していると分かっても、実際に見て、どういう問題が起きて、その結果がどうなるのか。各部活動によって起こっている問題は大きく異なります。

それらの問題は、文化局本部の事務室で起こっていません。現場で起こっています。現場でしか解決できない事も多いでしょう。

「詰まったら現場に行く」という事は良い経営者では当たり前の事ですが、これは教育機関である大学の自治組織、学友会でも同じなのです。

かと言って、常に現場にいる事も問題です。現場の緊張を生み出し、悪意や敵意を向けられる事は本意ではありません。

そのため、部活動に赴いて、現場に出るのは必要最低限に留めます。

ここで出てくるのは、「現場を見る」より一歩前、「現場の話を聞く」、その瞬間を作りやすくする事にあります。

つまりコミュニケーションです。部活動の現場に対し、いつでも問題解決方法を提供できるようにするには、その部活動を知る事、そしてコミュニケーションを取りやすい環境を作り出す事が必要です。

そこで僕は、実際に行って見るだけではなくて、実際に部長さんや部員さんからお話を聞いて、慢性的な問題を探り、大きな問題に発展する前に、現状を把握しておく必要から、自分の足で歩く事にしているのです。

僕が部活動に行く理由は、コミュニケーションを行い、慢性的な問題を把握する為です。


という訳で今日は学友会にまつわる話でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは

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インターネットを渡り歩いてまだ6年、色々なカテゴリを楽しみ、「消費者」として生きています。 そんな文化の消費者の毎日思ったことアレコレを書いていきます。雑記。