遊行寺・鶴岡八幡宮ワンデイツアー:ハレ
6月29日(土)、玉光神社の本山一博宮司始め総勢25人の関東圏信徒仲間で遊行寺・鶴岡八幡宮ツアーに行きました。
藤沢駅10時集合。暫く雨続きの日々でしたが当日は徐々によくなり、貸切バスで一路遊行寺へ。15分ほどで到着です。
遊行寺は踊り念仏で知られる一遍上人開祖の時宗総本山として有名なお寺で、藤沢市の観光スポットでもあります。玉光神社では神社の祝詞であります「玉の光」の元となった経典「恵厳顕蔵経」が見つかったお寺(玉光神社の前身、玉光教会の頃には自前の祝詞はありませんでした。信徒から欲しいという声が上がった時、教祖に玉光大神が降臨して「吾の祝詞はもう出来ている」というご神言がありました。なかなか見つかりませんでしたが、昭和23年、遊行寺の塔頭のひとつから見つかったというエピソードがあります)として信徒に知られています。
遊行寺に着き、手水舎を使い、まずは本堂へ。本堂には広い空間に金色の阿弥陀如来座像があります。丁度、中で近隣の学校の講習が始まったところでしたので、その横でそれぞれにお参りします。次に地蔵堂へ。ここには金色のとても親しみを感じる立派な地蔵菩薩がいらっしゃいます。それから中雀門、鐘楼を見て本堂裏手の宇賀神社(宇賀弁財天)へ。と回っているうちに11時近くに。
藤沢駅で貸切バスと別れて、JRにて鎌倉へ。団体行動は大人もやっぱりノロノロです。混雑の中、何回も全員いることを確認して。
昼食は鎌倉駅から徒歩30秒の川古江家さんというお蕎麦屋さん。25人の団体ということで食事場所を探すのに苦労しましたが、メニューも豊富で美味しいお蕎麦屋さんでした。12時予約でしたが、なんとか時間に間に合いました。待っているお客さんが並んでしまうので遅れないでくださいねとお店から言われていたのでホッとしました。
鶴岡八幡宮正式参拝は1時半からの予約でした。社務所前に集まり、係の方の誘導で一段一段が高い急な大石段を上って本宮の控室へ。正式参拝は巫女舞があり、宮司が代表で玉串奉奠しました。
それで正式参拝は終わりと思ったのですが、その後、神社の方が境内を案内して回ってくださいました(想定外)。本宮の説明から下におりて若宮、舞殿、白旗神社(鶴岡八幡宮境内)と回って説明をしてくださいました。それから今度は、「暑かったでしょう。」と休憩所に案内され、お茶とお菓子で接待までしてくれました(全く想定外)。お土産まで頂いて。「今日は(鶴岡八幡宮の)宮司と権宮司が留守なので禰宜の私が…」と正式参拝の斎主を務めてくださった禰宜さんがお話ししてくれました。恐縮しました。
ツアー前、鶴岡八幡宮に正式参拝をお願いしたときに「文書を郵送で」ということで、結構面倒だなと思いました。なかなか返事も来ないのでお聞きしたところ、「書面が各部署を回っているので」ということで、何か大ごとと思っていました。暫くして「(鶴岡八幡宮の)宮司決済が下りました」と連絡があり、宮司決済?!と驚きました。
しかし、終わってみれば確かに祭祀から境内案内、お茶とお菓子の接待までですから、各部署を回って宮司決済というのも実に納得でした。参加の皆さんからはとても好評で大変喜ばれました。ありがとうございました。
時刻は3時。宮司が「源頼朝の墓」や「北条氏終焉の地」付近を案内してくれるブラタモリならぬブラ宮司のオプションツアーの時刻です。
白旗神社(源頼朝の墓下)、源頼朝の墓、三浦一族の墓、大江広元の墓、北条氏終焉の地(東勝寺跡)、妙本寺等を尋ねました。行く先々で宮司が説明してくれ、宮司を先達としてみんなで手を合わせました。自然の中で宮司を先達として信仰の仲間達と手を合わせるのは何かとても清々しい感じがしました。
宮司を囲む夕べの集いは鎌倉駅近くの津久井というお好み焼き屋さんへ14人で。普段話すことのない方々とお話出来てよかったです。が、私は疲れて半分寝ていた様な…。後でスマホを見たら当日は2万歩歩いていました。
当日まで準備会のメンバーがそれぞれ何回か下見に行ったり、昼食場所を探しに歩いたりしました。丁度梅雨のど真ん中であり、直前まで天気予報は雨の確率も気温も高い予想でした。コストを余り掛けたくなかったのですが、熱中症を心配して急遽遊行寺へ行くのに貸切バスを頼みました。結果的には天気は悪くなかったのですが、みなさんの距離が縮まったと貸切バスを喜んでくれ、また後から考えますと路線バスでは渋滞に嵌まって予定していた電車に乗れず昼食の予約に間に合わなかったのは確実でした。(貸切バスだったので裏道を通ってくれました)
宮司に合わせて予定を組んだのではないのに丁度宮司のスケジュールが空いていて参加できたり、鎌倉は何度も何度も通っているところだからと宮司がオプションツアーをしてくれたり、観光地で昼食場所を探すのに難儀しましたが、直前にいいところに予約できたり大きなご加護を感じる貴重なツアーでした。