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「自分の時間」を作り出す”バリューゾーン”という概念

おはようございます、tamamioです^o^皆さんは「自分の時間」を確保できていますか?仕事や家事に追われて、なかなか自分の時間がもてない!というお悩みをお持ちの方も多いと思います。

今回は、そんな方に知ってほしい「バリューゾーン」という概念についてお話します。

1 教育現場の「ごみ」問題

私は小学校教師です。小学校に限らず「学校」と言うところは、大量のごみが出ます。図工・生活科・家庭科等の制作の過程だったり、行事の装飾だったり、教材の梱包材などなど。

「大量のごみが出る」ことの良し悪しは、ここでは論じません。本当に無駄だな、もったいないな、と思うものもあります。そこは削っていかなければいけない。

逆に、教育的に意味のある活動で出るごみもあります。行事飾りの制作やディスプレイなどがそれで、子どもが生き生きと活動したり、創造力を発揮したりする場面を数多く見てきました。

結局最後には「ごみ」になるのですが、子どもが自分の力を発揮して没頭できる活動の場面は確保したいし、そのためのごみは致し方ないと思います。

このように、学校とごみは切っても切れない関係なのです。

2 クレーム電話の正論と、現場の「理想と現実」

数年前、前任校に一本のクレーム電話がありました。その内容は、次のようなものでした。

「再利用できる紙類まで『燃えるごみ』に出されている。全世界で環境問題に取り組んでいるのに、環境教育をおろそかにしている。それでも教育者か」

確かに、それは正論です。「環境教育」の観点から、資源を無駄にしてはいけない。ごみの減量にも取り組まなければいけない。それを子どもに、身をもって教えなければいけない。

ただ「理想と現実は違う」。私たちは学校で、本当に膨大な業務に追われています。授業の準備、提出物の点検、その間にイレギュラーに起きる子どものトラブル対応。

それに加えてさらに「ごみの分類」。日々のプリントの余分は「再利用袋」を用意して、ある程度たまったら「資源庫」へ、ということはしていました。ただ、この手間は毎回ほんの数秒。

図工・生活科・行事が終わるたびに「紙とセロハンテープを分けて、紙はきれいに畳んで梱包して・・・」は、さすがに数秒では終わりません。少なくとも数分、下手をすると数十分仕事です。

仮に、ごみの分類をしている私の目の届かない間に子どもが事故に巻き込まれたら。「ごみの分類まで授業時間に含めて段取りするべき」という意見もあります。それができれば一番ですが、毎時間そう計画通りにいかない。

クレーム電話を聞いた当時も違和感を覚え、結局「時短」を選びました。

3 バリューゾーンの外側は「断捨離」

最近知った概念に「バリューゾーン」というのがあります。

「顧客にとっての価値が生まれる場所」を言うのだそうですが、教師にとっての最大のバリューゾーンはやはり「授業」であり、「学級経営」です。

ごみの分類も、確かに大切ではありますが、それでも授業や学級経営と比べると、やはり「ごめんなさい」とならざるを得ない。

そう、ここで「断捨離」です。感謝の”謝”じゃない、™断捨離です(やましたひでこさん)。

バリューゾーンの外側は、全て断捨離。これこそが時短の秘訣であり、自分の時間を確保するための、ほとんど唯一と言っていい方法です。

皆さんも、自分の仕事のバリューゾーンを見極め、外側はすっぱりと断捨離してみてください。びっくりするほど、時間が空きます(^^)






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tamamio 読書 club🎈ー成長マインドセットを持つ、子育て小学校教師の人生進化論ー
私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。