【子育て】子育ての哲学・文化「子ども”が”合わせるか、子ども”に”合わせるか」~『#子育て相談室』~#269
おはようございます、tamamioです(^^)小さなお子さんをお持ちの皆さん、日々子育てお疲れ様です。
今回は、子育てのお疲れをいやす本と、関連して、文化による子育ての哲学・方法の違いについて発信します。
もちろん、子育てをされていない方にも楽しめる内容になっています!どうぞ、楽しんでいってくださいね(^^)
1 Twitter上に発生した「#赤ちゃん相談室」
本日のおすすめ本はこちらです、ドン!
本書は、2020年にTwitter上に発生した「#赤ちゃん相談室」の投稿を書籍にしたものです。
「#赤ちゃん相談室」の世界では、赤ちゃんたちは「お客様」。解答している親たちは「スタッフ」。覚悟家庭は「店舗」。(中略)かわいくも辛らつなお客さま方のクレームと格闘しながらtwitterというツールを使い、日本中の系列店と笑いを共有していきましょう。(p3)
もう、本当に面白い!「確かに!赤ちゃんこんなこと思うよね!」の連続です。半年の娘さんがいる同僚(男性)に課したのですが、夫婦で大爆笑だったようです。
「ドロドロした米や、すり潰された野菜が提供される」(離乳食です)や、「深夜に見知らぬ男性が入ってくる」(パパです)など、知らなかったら「???」の連続ですよね!
赤ちゃんをお持ちの方も、まだの方も、もう子育て終わった方も、読んでみてください!自分の世界が広がる感覚が得られます!
2 子どもを大人に合わせる文化・大人を子どもに合わせる文化
『#赤ちゃん相談室』には、スタッフの他に「赤ちゃん専用のオブザーバー」が常駐しています。小児科医・森戸やすみ先生です。
その森戸先生があとがきで次のように述べています。
(前略)フランスには「夜用の腹持ちがいいミルク」があるそうです。それから分かるのは、あちらの国はいかに赤ちゃんを大人の側に合わせようとしているかということ。
それに比べると、日本は大人の方が赤ちゃんに合わせようと努力している人が多い気がします。(p140)
確かに。小さい子がいると、どうしても「子ども第一」で、自分のことは後回しになってしまいます。親もそうしてくれた(はずだ)し、周りもそうしているし、それが当然と思っていました。
でも、そうではないのですよね。国が変われば、文化が変われば、子育ての哲学や方法は違うものです。
これは外国と日本、どちらが優れているやり方なのかという話ではなく、親子共々笑顔でいられるためには、選択肢をいろいろ知っておいた方がいいという話です。(p141)
どちらも正解、どちらもアリ。選択肢をたくさん持っておき、自分でその時々に合わせて選択できると良いですね。
3 回想・20年お世話になった美容師さん
どうして今日、この話を思い出したかというと、昨日の発信に「美容師さんの話」が出てきたからです。
この美容師さんは、若くて可愛らしいのにとっても腕が良くて、私の要求を全部こなしてくれました。20年通い、指名し続けたので、もう「髪のクセ」を把握していたこともありますが(^^)
ところが、この5月に退職されてしまい・・・。残念。
4 「子どもの特性に合わせる」という発想
その美容師さんは「腕が良い」だけでなく、私の子どもの扱いもとても上手でした。下の娘を連れて行ったときのことです。
私のカットの間中、まぁ、じっとしていないですよね。私と美容師さんの周りを、ウロウロ、ウロウロ。「悪いなぁ」と思いながらもそのまま放置だったのですが、美容師さんはこう言ってくれたのです。
「〇〇ちゃん、ママの髪、お掃除してくれる?」
そう言って、ほうきとちりとりを娘に持たせてくれたのです。もう、びっくりしました!
私は小学校教師です。私のように、日々子どもと接している者には、その対応は自然です。どうせ、じっとしてないのだから動かしちゃえ。その際、何か仕事させちゃえ、という思考はあります。
でも、教師以外でこの発想ができる人、そして実際にさせてくれる人を、私は初めて見ました!単に、私の世界が狭いだけかもしれませんが・・・。
5 教師の私も見習いたい、その発想・思考
もちろん、すぐに口に出して言いました。「すごいですね!逆に動かしちゃうなんて。私たち(教師)ならそういう発想もあるけど、普通、なかなか出ないですよ」。
美容師さんは「お子さんは、じっとできないですよね。なら逆に動かしちゃえ、って」と。もともと子どもが好きで、甥っ子・姪っ子もかわいい、そんな風に、常に話してくれる方でした。
すごいですよね。まさに「大人の方が赤ちゃん(=子ども)に合わせようと努力している」を体現された方だと思いました。教師の私も見習わないと!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!今日は勤労感謝の日、でなく「新嘗祭(にいなめさい)」です!
新嘗祭とは、その年の収穫に感謝して新穀を神様にお供えし、来年の豊穣を願う行事です。
食べられることに感謝して、今日も素敵な一日を!