見出し画像

【Edge Rank 772】大学病院グルメを楽しむ【たまのみか】

現在、大学病院でうなぎを食べることを目論んでいます。

病院で感じる日常と非日常

前回のEdge Rankの担当回でもちらりと触れましたが、現在とある大学病院に通院しています。とは言っても命に関わる大病や難病というわけではなく、たまたま調子の悪い部位が少し特殊で、専門の先生に診てもらえるようかかりつけのお医者さんに紹介状を書いていただいたというわけです。

さて。これまで病気や怪我とは無縁の生活をしてきたわたくし、もちろん大学病院なんて初めてです。

まず受付での手続きに30分かかるという案内表示にクラクラし(実際は20分ほどで終わりましたが)、「眼科」というなんとなくこじんまりしたイメージを持っていた診療科に10以上の診察室があることに驚愕し、視力検査室では常時5人以上の技師さんが流れ作業のように視力や眼圧を測り(これがめちゃめちゃスピーディなのに精度高いのなんの!)、血液検査では受付番号の書かれた紙を受け取り、自分の番になったらパーテーションで区切られたカウンター越しに採血をしてもらうという「ここは銀行か!」と思わず突っ込みたくなってしまいたくなるようなシステマティックぶり。

これまで訪れたことのある病院とのあまりの違いぶりに、ただただ感心するばかりです。

そんな中、大学病院ならではだなあと興味深かったのが、様々なお店が病院内にあること。

コンビニはもちろん、スタバにSUBWAY、患者・家族向けと職員さん向けにそれぞれ用意された食堂や、一流ホテルが運営するレストランといった飲食店の数々。理髪店もありますし、うちの近所のより広いんじゃないかと思うような立派な郵便局、医学の専門書がずらりと並ぶ書店もあります。病院内の一角がまるで小さな商店街のようです。

働いている人も、通院や入院をしている人も、それだけ多くの人たちが生活の場として病院を利用しているんだなあと思うとともに、そういう空間と無縁の生活をしていることのありがたさと、そんな世界を知らなかったことへのかすかな後ろめたさも感じます。

他にも待合室で長い時間を過ごす患者さんと家族、受付の広い吹き抜けの空間で静かに会計の処理を待つ人たち。体調を崩さなければ来ることのなかった大学病院という場所で、様々な人間模様を肌で感じる新鮮な体験です。

カウンターのみの小さなお蕎麦屋さんでカレーラーメンなるものをすすりながら、「手術部」と書かれたユニフォーム姿で食事をしに来る若いお医者さんを迎えるお店のおじさんの「おいでやす」という明るい声を聞いていると、なんだか少し異世界に迷い込んだようで、おそらくあと数回となりそうな通院の間にこの独特の空気感をできるだけ味わっておきたいな、などと思います。

そしてひとつ、治療が終わるまでに体験したいものがありまして…それは大学病院でうなぎを食べること! なんと病院内にうなぎ料理の専門店があるのです。

天ぷらや寿司ではなく、なぜうなぎなのか。いったいどんな人が食べるのか。患者さんが全快祝にでも食べるのか。激務に疲れた職員さんが景気づけに食べるのか。歴史ある大学医学部にうなぎにまつわるエピソードでもあるのか。

考えてみてもさっぱりわかりませんが、大学病院内でうなぎを食べることなんてそうそうないだろうと、機会があるうちに一度はお店に足を踏み入れてみたいと思っています。果たして味はどんな感じなんでしょうね…?

8月の共通テーマ「長く使っているもの」

エレクトーンという楽器はみなさんご存知ですよね。ヤマハが作っている鍵盤楽器で、右手用左手用の鍵盤が2段、そして足用の鍵盤もついているというあれです。

子どもの頃に10年ほど習ってまして、その時のエレクトーンはもうとうの昔に処分したのですが、なぜか我が家ではそのエレクトーンのイスのみが現役で活躍しています。もうかれこれ40年以上前のものになるでしょうか。

イスと言ってもエレクトーンのイスは、ピアノのもののようなチェアやスツールといった形ではなく、いうならば「台」。高さ70センチほどのスチールパイプの上に、30センチ✕70センチほどの平らな板が乗っているだけです。

ですが、これがけっこう丈夫なものでして、エレクトーンは両手両足を使って演奏する楽器ですからイスにお尻だけを乗せた状態で体重をかけて体を動かすのですが、少々感情込めて激しい曲をノリノリで演奏しようがびくともしません。おまけに昔のものは頑丈な割に軽い!

イスとして使うだけでなく、ちょっとしたテーブル代わりにしたり、物置きにしたり、はたまた家中持ち運んで踏み台代わりにしたりととても使い勝手がよいんです。

大人になってからもエレクトーンは数年習っていたので最近のエレクトーンも持っているのですが、新しいイスは座り心地がいいようにクッションがついていたり骨組みももっとがっちり作られている反面、汎用性が低く、なかなかエレクトーンのイス以外としては使いにくいのですよね。ま、それが普通なんですけど…。

結婚するときに実家からはほとんど家具類は持ってきてないのですが、エレクトーンのイスだけはなんとなく連れてきて、きっとこの先もなんだかんだと便利に使うんだろうな、と思ってます。特に子ども時代の思い出が詰まっているというわけでもなく、単純に便利なだけの、なんの趣もないただの「台」なんですけどね。でもそういうのが愛着というものなのかな?

今月の Edge Rank マガジンの共通テーマは『長く使っているもの』です。昔から使っているソフトウェアや道具でもよいですし、あるいは古くなってもまだまだ捨てるには忍びないものなど。家庭内の生存競争を生き抜いて、ずっと長く使い続けているものを教えてください。noteやブログ、ツイッターでEdge Rankと同じテーマで書いてみませんか?
noteやブログ、ツイッターで、ハッシュタグ #EdgeRankBloggers を付けて投稿すると執筆メンバーが読みます!
https://twitter.com/intent/tweet?hashtags=EdgeRankBloggers
内容によってはEdge Rankで取り上げさせていただくこともあります。

編集後記

今通っている大学病院、新鮮な体験ばかりでけっこう楽しいのですが、唯一の難点は待ち時間が長く、日によっては一日仕事になってしまうこと。おかげで読書がはかどるのなんの。ずっと読みそびれていた本が何冊か読めたので、そういう手持ち無沙汰な時間を過ごすのもよいのかな。

って、おいしいもの食べたり本読んだり、まるで遊びに行っているみたいですね…。

さてさて、次回は8月21日(金)、奥野さんの登場です。お楽しみに!

Edge Rank noteは個性豊かなブロガー集団による共同noteマガジンです。マガジンをフォローすると月に10本程度の記事が届きます→ Edge Rank note

気が向いたらサポートしていただけるとうれしいです。おもしろくのんきなネタを探してくる資金にします。