派手かな?と思った服が実はウケが良かった
ある時、自分のクローゼットがグレーだらけで、なんて弱気な色選び…とギョッとしたことがあった。
確かに似合うには似合うんだけど、なんと個性のないことか。グレーを着ておけば間違いないだろう、っていう危機回避的な判断基準。
それから、自分にグレー禁止令を出した。
色彩心理学の本を読んでも
グレーを選ぶ心理状態は、協調性とか相手に馴染ませる、みたいな意味合いが強い。
いや、どんだけ自己主張、弱いんだよ!
それで先日、久しく洋服を買っていなかったので、ふらっとお気に入りのお店をのぞいたら、鮮やかなターコイズ系のニットカーディガンを見つけて。
なんかいいかも、と試着して、衝動買い。
このところの鑑定着と言えば、ブルーグレーの抑えめなワンピを着続けていて、何となくパッとしないことに気づいて。
その衝動買いした派手目のニットカーディガンをエイヤッと着て行って、鑑定に臨んだら、なんだかお客さまの入りも良い。しかも、洋裁が趣味だと言う、ある目上の女性のお客様から
「あなたのニット、素敵ね。似合ってるわ」
と、ぽそり言われて、
(・・)エッ嬉しい。派手目の色を着ることに躊躇していた自分が一瞬で飛んでいった。
実は派手目の服のほうが似合うのかも?
というより、占い師という職業上、ある程度インパクトのある色や柄の方が、お客様の目をひくし、明るい気持ちにさせるし、自信を持って対応しているように見えるってこともある。
みんながみんな、そうじゃないかもしれないけど、私に限っては、明るめ、派手目の方が良いのでは…?と思いはじめてきた。
またまた知らず知らずのうちに、「お客様に寄り添う」なんてことをモットーに、地味目な色を選んでいた自分に、喝!を入れたくなる。
というわけで、この春からは、派手目路線で洋服を選んで行こうかな、と思っている。