774inc.統合だってよ?

今北産業
・統合はまぁいいんじゃない?
・いつかやると思ってた
・発表の仕方がクソ

3月19日、にじさんじはいつも通りの日々を過ごし、ホロライブはhololive SUPER EXPO2023の2日目を迎え、私はいつもの買い物に付き合っている時、774inc.公式からはこんな発表が。

774inc.配下のグループを全統合し、「ななしいんく」と統合して全員がソロタレントととしてやっていくという内容。
私個人の初見の衝撃としては(やっぱきたか…)という気持ちが大きかったです。

何故このタイミングでの統合なのか

なぜキリがよさそうな 4/1(土)ではなく3/21(火・祝)を統合日のターゲットにしたのかという話。ここについては以下2点を予想。
1.年度末が近い
  →決算末でもあると思うので色々するならこのタイミングが都合良い
2.シュガリリ3周年を控えている
  →3/28に今年に入って初のグループでの周年を迎えるシュガーリリックがあるため、それより前に統合しておく必要がある?(他のグループに示しがつかないため)
シュガリリ3周年については、昨年12月に新メンバーが2名加入したのもあって、2月に入っても何もないので(今年は入りたてやしなんもないんやろなぁ)くらいにしか思ってなかった。

774inc.が抱える?課題?(統合理由)

そもそも「何故統合するのか」という話。
各グループは割と安定してて、グループ売りをしている所(ハニスト、ひよクロ)もあることから、無理に統合する必要はどこにもないのである。
しかし、逆に言えば「安定しすぎててヤバい」っていうのもある。

ところで「Vtuber3大事務所ってどこ」って言われた時にVtuberファンはなんと答えるのだろうか。
トップがどっちであれ「にじさんじ(えにから)」と「ホロライブ(カバー)」で2つは固定されるはず。残りの1つは?
Vtuber黎明期から存在する.LIVE?人数の多さで774inc.?ゲーム中心のぶいすぽ?のりプロ?あおぎり?Re:AcT?….大体のとこなら推してる所が入って来るんじゃないかと思う。総じて言えるのは「3番目は明確に決まってない」という所である。

閑話休題。
私が毎週個人的に集計し、毎年末に配信回数と登録者数、再生回数をまとめている表がある。2022年分リンクは以下に。

みんなようやっとるんだけども、客観的に見ると「他の事務所に比べ、登録数が伸びてない」というのが事実。
1年で全員合計累計60万人増、1タレント辺りで割ると2万人程度。
これとは別に月別の配信回数もまとめたのだが、平均配信回数を見ても、2021年夏以降下降傾向なので、ここまでが全盛なのでは?と思ってたり。
2021年決算を見るだけ見たら黒字に転じてはいるので経営的にはよくなりつつあるんだろうけども決して安泰という感じでもなさそう。特に新規に何かやりたかったり既存をアップデートしたくても結果が伴っていない状態ではそれもできない。
進行中のプロジェクトなどを見ると、にじさんじのように統合して起死回生を図ろうとしているのかな?と思ったり。現状を続けても何かしらの運でバズらない限りこれ以上の成長は見込めず、3番目の事務所を確固たる地位にするべくメスを入れた感じかなと思ってる。

個人的にはどうさ

(別にここは飛ばしてもいいです)
私個人としては、因幡はねるから有閑喫茶あにまーれに入りその後ハニスト、774inc.とほぼ5年、ブイアパ,シュガリリ,ひよクロについてはデビューじから追ってきたので、寂しい気持ちはありますが冒頭の通り、割り切れてる部分が個人的には多いです。
理由としては4点。
1.宗谷さんあにまーれ卒業時に「ソロタレント」という枠組みになったこと
2.23年1月のブイアパの解散、ソロタレント化
3.SPWNグッズからの撤退
4.2019年10月から20年2月までのあにまーれ3人体制での活動
特に4番目が私の中では今回割り切れている理由として大きいかと思ってます。いつグループが解散してもおかしくない(実際に宗谷さんも当時ソロ化が検討されていた(ソロ化お知らせ配信より))とも言っていたので、いつかあるんだろうなとは心の中で思ってたわけです。
更にに言えば年初のブイアパの解散、小森めとの移籍。振り返れば昨年5月の宗谷いちかあにまーれ卒業、12月の虎城アンナ卒業各ソロタレント化。
これらから(いつかは、にじさんじみたいに全部統合するんやろな)とは薄々思ってました。
なので、19日の発表も驚きとWikiの編集が大変だなって気持ちといよいよ来たかという気持ちがありました。
 
別に今回の統合で各タレントを推す力に変わりはないので、個人的にはグループが解散して統合しても特に変わりはないのです。
ただ、グループの周年イベントが無くなっちゃうのは寂しいかな。あとはこれで各タレントが悲しんでたりすのもあんまり見たくなかったわね。

それはそれとして

774inc.は何もかも急すぎだし、何もかも言わなさ過ぎ。
今年1月のnoteでも書いた通りだし、グッズは公式発表前に売り切れになってるし、5グループ統合が2日後とかありえないし。
特にグループ統合告知は少なくとも2週間前、長くて1ヶ月前には欲しかった。
ここで大事なのは「統合すること自体への反発」ではなく「残されたグループである期間が非常に短いため何もできないための反発」という事。
特にグループ活動が多かったハニストだと反発意見を見るし、パトラちゃんも所謂お気持ち表明みたいなことになった。本来であればする必要はなく明るく迎えるべき事であるので、やるにしても告知と準備期間は必要だったのでは?各タレントも発表してすぐに無くなりますというのは言い憚れるだろうし。
内部では少し前から統合する流れになっており、了承は得られてたと思うが(当たり前)、リスナー側からすると反発して否定的な意見が出てそれが煮え切らないうちに無くなる事に対してとやかく言われるのも仕方ない行動を取っている。
そもそもの判断と決断が早いのは良い事ではあるが、周知の徹底をしないので774inc.は(事務所的に)ダメだなとずっと思ってる。
いくら公式発表で「既存のグループ活動の文脈・歴史を否定するものではなく」と言われても、各グループは実質解散になり、グループ単位での周年イベントも行われないとなっては言ってる事とやってる事が違く、態度も追いついてない。
特に「ななしいんく」に統合して新たにやっていくというのに、各タレントと視聴者が煮え切らない状態で迎えてしまっては今後に響くし、そもそもの事務所の態度としてもどうかと。
(対等な関係ではないし、BtoBでもないので態度が違うのは承知だが、間には必ず各タレントが居るのにも関わらず、タレントに謝らせてそのまま新体制でやっていく箇所を詰めている)

TwitterとかYoutube見ると「ソロタレントになったのは何だったか」とか「グループ解散してどうなるのか」とかそういう点をちゃんと擦り合わせ出来てたのかもなんかわからないし、新体制以降の発表もいろいろやってる感出して取り繕ってるように見られても仕方ない。なんなら出来なかった、頓挫した時は刺されるし。
なんなら「やっぱグループ単位は無理だった」と思い切っていってくれたほうがいいまである。
ブイアパ解散時もそうだったが「いい方向での解散です」と言われても、解散するのはするんだから「何かしらの失敗」をしているのは確かで、それを言わずに「新しくなったらこういうことあるんで!」と言われても疑心暗鬼になるだけである。

各タレントは面白いし、私はそれぞれを推しているし、1月以降は音楽に力入れてたり色々楽しそうにやってるな?と言う風に見えてきてたが、事務所がそれを帳消しにしてしまうような行動を取ってしまうのではいかがなものか。
各グループ解散という事はもう後には下がれないという事。最後の切り札を使ってしまった。ひたすらに「〇〇は解散しなかったほうがよかった」と言われないために行動していくプレミをしてしまったのは「ななしいんく」として新たに活動していく我が身自ら出鼻を挫いているのではないのだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?