結婚のお祝いに言いがちなあのフレーズが死ぬほど縁起悪くなってしまった人の話

皆さんは友人や知人、職場の人に結婚報告された時、お祝いとしてなんて返事するだろうか。
また、結婚式に参列した時、新郎新婦になんて声をかけるだろうか。

まぁまぁな高確率で「末永くお幸せにね」と声をかけるだろう。

ご結婚おめでとうございます!末永くお幸せにね!

https://wed-junbi.com/article/2019113-5173/

実際、結婚報告の返事の例文の中で一番上に上がっていたものでもこのように挙がっている。
一見、よくある無難なお祝いの言葉であるこのフレーズ、私が言うととんでもなく縁起が悪いフレーズになってしまったのである。
なぜなら、”末永”の姓を両親の離婚によって10年ほどで名乗れなくなったからである。

”末永く”の定量化(10年ほど)に成功

さて、末永くにはどのような意味があるのか。

「末永くお幸せに」という言葉には、「いつまでも終わることなく幸せに」という、祝福の気持ちが込められています!お祝いの手紙などとして使うときは、一般的に「末永くお幸せに」を使います。祝福するときのいつまでも終わることなく幸せにという気持ちが、「末永くお幸せに」という言葉には含まれています。

https://www.farny.jp/archives/wedding-manner/116587

というわけで、どうやら終わりがないという意味だという。10年ほど名乗っておきながら、意味を理解していなかったとは。不覚すぎる。
なぜ10年なのか。かなり端折って流れを並べると、
両親結婚(末永)

環爆誕に伴い両親が改姓(別の姓)
〜環10歳ごろ

しかし別の姓では父の仕事に支障、なんやかんやでもとに戻す(末永)
〜環21歳になったくらい

両親離婚、母の籍に入る(今の姓)

というわけで、末永という名前は10年ほどしか名乗れなかったのである。
もっと言えば、末永という名前を両親から奪うかたちで筆者は生まれてしまったのだ。
しかも、結婚へのお祝いにふさわしい言葉を冠したこの名前を両親とはいえ、
離婚というとんでもないバットエンドで手放すことになってしまった。
というわけで、雑な表現であるが離婚で末永ではなくなった私が「末永くお幸せにね」と言うと「10年ほどお幸せにね」という意味になりとんでもなく縁起が悪くなってしまったのだ。
もっとわかりやすく表現すると、結婚式の余興として陣内を召喚しピアノ演奏を披露させるぐらい縁起が悪いのである。

とはいえ、結婚のお祝いに添えがちなフレーズを畏れ多くも姓に冠しておきながら、離婚してしまうのだから人生はわからないものである。
さて、無難なセリフが無難ではなくなった今、結婚報告を受けたら私はなんて返そうか。
めっちゃ長生きしてね的な意味で「目指せ!ダイヤモンド婚式!」とでも言っておけばいいだろうか。

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