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公務員→民間企業に2回転職してきた話

昨日は新卒の時の同期で、長く付き合ってくれているありがたい友人たちと再会してきました。

私は新卒から4年働いた市役所を辞めて民間企業に転職、そこからまたさらに転職して今の会社に至ります。

市役所は、年功序列の文化が根強く、自分の実力を試す機会が少ないと感じていました。そこで、私は自分の能力を試したいという気持ち(若気の至り)から、民間企業の世界に飛び込みます。難航すると思われた転職活動では、幸運なことに前職の社長に拾っていただき、広報部門を立ち上げたり、様々なプロジェクトへのジョイン、さらにはマネジメントの機会も与えていただきました。

ゼロからのスタートでしたが、貴重な経験を積むことができ、民間企業での生活は想像どおりに充実していました。しかし、結婚や出産、育児など、ライフスタイルの変化に伴い、自分にとっても会社にとっても転職した方が良いのではないかと考えるようになって、ほぼフルリモートで働ける今の会社に転職したのです。

今振り返ってみると、そうして転職を繰り返してきたことに、自分でも少し驚いています。転職によって得られた経験は素晴らしいもので、後悔はありません。それでも、同期たちが同じ会社でキャリアを積んでいるのを見ると、自分だけが転職を繰り返してきたことに、なんとなくネガティブな気持ちを抱いてしまうことがあります。
折しもこの記事になんだかドキッとさせられてしまいました。

ところで私は、働くことで生活費を稼ぐという個人的な報酬だけでなく、自分の仕事を通して世の中や組織をより良い方向に動かしたい、というところに強い気持ちを持っています。

そこで「待つという戦略」を、現状のポジションにとどまることではなく、もっと広い視点で捉えてみたいと思います。
私は転職を繰り返しながら、今は育児に時間を割き、キャリアを少し犠牲にしたり、回り道をしているかもしれません。しかし様々な環境で知識や経験を得ることで、いつかそれぞれの経験を繋ぎ合わせ、より大きなインパクトを生み出すことができれば、転職に対するネガティブな感情が消えることも期待できます。
実は市役所という一組織で働くと言っても総合職的な立場であれば、最初の10年で3ヶ所ほど、転職並みに仕事が変わる異動を経験し、様々な経験を積んだうえでその後のキャリアが人により定まっていく、というのが基本だったりします。(※ただしジョブローテのルールは絶対ではない)

そう考えると、過去の事実よりもこれからの人生がちょっぴり楽しみになってきた明朝なのでした。 


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