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口唇口蓋裂ってさ、

 #口唇口蓋裂 (左完全)で生まれたkotamaの母です。生後4か月から保育園に通ったkotamaはもう小学校高学年、体重・身長ともに平均的に育って、運動も勉強も頑張っています。

 さて、授乳などは口唇口蓋裂がある子と他の子とは異なります。出産後、まず授乳が課題になります。子どもによりますが、うちは母乳を試したものの、疲れてすぐ寝てしまい、日に日に体重は減りました。
 看護師さんは「母乳でがんばれ」、みたいな感じで授乳指導を行ってくれたのですが、子どもを産んだのも初めて、授乳も初めてで、さらに子どもは #口唇口蓋裂 。何をどうすればいいのか、まったくわかりませんでした。
 そもそも子ども産んだばっかりですぐに母乳は出てこない。赤ちゃんが吸うから出てくるんでしょうが、うちの子どものkotamaは吸えなかったわけですから、一滴出すのに精いっぱいでした。
 口唇口蓋裂の子は程度によりますが、大きな裂の場合、いくら舌を丸めることができても、吸うために使う上あごがないので、でっかい穴があいてるストローで吸ってる状態。
 生まれてすぐ、「がんばれ!」と言われても、出ても来ない母乳に長いこと吸いつくなんてことできるわけないんです。
 すぐに口唇口蓋裂用の便利な哺乳瓶&乳首が準備してもらいました。
 使ったところ、なんとか飲めるような感じもありましたが、ある程度吸わないと出てこない。それでも普通の哺乳瓶と乳首よりは飲みやすそうでした。
 たまに変に母乳信仰や直母にこだわる人がいますよね。
 「栄養たっぷりの母乳がいいわよ」「化学薬品が入ってない母乳が一番」そんな言葉も聞きました。
さらに子どもが3歳くらいになったとき「この子、お母さんのおっぱい飲めなかったのよねぇ」と、子どもを想って声をかけてくれた人もいました。
 どれも、余計なお世話です。

 うちの子には、栄養が整っている粉ミルクをあげました。キューブになっていてお湯だけあれば飲ませれるやつ。搾乳してあげられるものはあげましたけど、粉ミルクを活用することで、どこでもしっかり飲ませることができました。
 粉ミルクであれば、夫も母親である私と同じだけ授乳でき、母親・父親の区別なく育児が行えます。これって最高じゃないですか。我が家は夜中の授乳に関して曜日ごとに担当を決めて、夫と分担しました。私が月・水・金・日、夫が火・木・土曜日とし、翌週は曜日交代など。おかげで私は、世の中のお母さんたいが悩む、連日の睡眠不足なんてものとは無縁、しっかり睡眠を確保することができ、ストレスなく子育てを開始しました。
 お母さん、お父さんは、くだらない自分なりのこだわりや「こうあるべき」という先入観は捨てて、便利グッズを使い、自分も子どももストレスフリーとなる方法を受け入れましょ。
 育休中、お父さんは働いているのに、たいへんじゃない?と言っている人もいますけど、それでお母さんと同じことをしていないから、その後の親としての分業が発生してしまうことに気づいてほしい。
 話がとんでしまいましたが、人が何を言おうと、自分と子どもが生きやすい環境にするのが一番。
 だって、大人だって、近くにイライラしている人がいたら、居心地悪いんですから、寝不足でイライラして泣きそうなストレスいっぱいの親に抱かれる赤ちゃんが気持ちよく過ごせるわけないですよね。
 世の中の善意を装った、余計な言葉と母親信仰なんか無視して、自分と自分の子どもがのびのびできるようにする方法を考えましょう。おかげでうちはみんなのびのびしているし、お父さんが家でやることないとか、育児していないとか、そんな考えとは無縁。
 
#口唇口蓋裂 のお子さんのお母さん、お父さん、ただただ子どもが穏やかに成長できるよう、なんら心配しないで、気持ち穏やかに過ごしてほしいです。
 

                        

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