視覚の発達に影響を及ぼす原始反射その②
こんにちは。たま子マです。
今日は視覚の発達に影響を及ぼす原始反射その②、『脊髄ガラント』です。
②【脊髄ガラント反射】
聞いたことありますか?
けっこうしっかり出ますが、把握反射とかとちがって、あえてやってみるというひとは少ないかな。知っていないと実験できないかも。
どんな反射かと言いますと、赤ちゃんの背中を、背骨の少し脇のあたりを上から下にスーっとなでると、くいっと腰を動かすんです。
赤ちゃんはこの動きを使って産道をスムーズにおりてきます。くねくねっとするイメージですね。
ということで
脊髄ガラント反射は
・妊娠20週目頃から出現
・前庭系の発達を促す
・産道を進むのを促進する働き
・固有受容覚の発達を促進
・脚と体幹部の協調性を高める
・生後9か月で統合
脊髄ガラント反射がのこると。。
・注意力や集中力が持続にしにくい
・歩き方や走り方がぎこちない
・椅子に座ってじっとしているのが苦手
・物を使った作業や遊びが苦手
・運動全般が苦手
・おねしょ(夜尿症)が治らない
・歩き方が悪く脊柱側弯症の要因になりうる
・体幹と下肢の協調が悪く腰痛にやりやすい
いかがですか?むずむずしちゃって、落ち着いて椅子に座っていられない子、けっこういますよね。脊髄ガラント反射がのこっているかもしれませんね。
このような子には、バランスボールや背もたれのない椅子を使ったり、
10分間隔で立つなどして体を動かすことが有効です。